「ヨモさんがこれ以上は...」警告を受けた横浜FC指揮官の側に俊輔コーチ。第4審判とも話。指導者になっても変わらぬスタンス

2025年04月11日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

四方田監督は「選手がかわいそうだな、というのもあった」

審判団とのコミュニケーションも大事にする俊輔コーチ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 公式記録には「異議」を示すC3の記載。4月6日に行なわれたJ1第9節の清水エスパルス戦で、横浜FCの四方田修平監督に45+4分、イエローカードが提示された。警告処分は自身2度目だという。

 納得できないレフェリングがあったのかもしれない。四方田監督は「ちょっと選手がかわいそうだな、というのもあった」と振り返る。声が届くようにと、テクニカルエリアを出てしまったことも指摘された。「アピールしすぎました。ダメですね。以後、気をつけます」と反省の弁を口にした。

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 警告を受けた四方田監督の側には、中村俊輔コーチがいた。「ヨモさんがこれ以上は...」と指揮官を"援護射撃"。なぜカードが出たかの説明を求めるなど第4審判とも話をした。
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 選手時代、とりわけキャプテンの時には主審と積極的にコミュニケーションを取るようにしていた。「なんでファウルなの!?」「基準が違うじゃん!?」といったクレームに近い主張はしない。アウトになったボールに触っていたか、触っていないか。目の前で見たものと主審の判定が異なれば、端的に「こうでしたよ」と伝える。文句は言わない。

「サッカーの試合を、より良いものにしたいじゃん」。俊輔コーチはシンプルにそう思っている。そのためには「選手も審判に協力しなければいけない」という考えもある。不要な対立を望んではいない。

 指導者になっても、そうしたスタンスは変わっていない。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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