【26年W杯メンバー予想】遠藤航ほか森保ジャパンの軸として外せない11人。中村草太はE-1選手権で一気に台頭か

2025年03月31日 河治良幸

1トップは激戦区になりそう

河治氏が予想した北中米W杯メンバー26人。(C)SOCCER DIGEST

 3月20日のバーレーン戦で勝利し、"世界最速"で北中米ワールドカップ出場を決めた森保ジャパン。本大会まで約1年3か月。登録人数はカタールW杯を参考にすれば26名。熾烈なサバイバルがスタートした。本稿ではこのタイミングで、26年W杯メンバーを予想してみた。選者は国内外のサッカー事情に精通する河治良幸氏だ。

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 本大会の26人を予想するにあたり、怪我やコンディションに問題がなかった場合のコアメンバーを特定するところからスタートする必要がある。やはり最終予選で主力を担ってきた選手たちは、ここから1年あまりで26人の枠外まで序列が下がることは考えにくい。

 その筆頭はキャプテンの遠藤航(リバプール)だろう。確かに所属クラブでの出場時間は多くないが、代表に来ればしっかりと安定したパフォーマンスとリーダーシップを示している。しかも、プレミアリーグの首位を走るリバプールでも、徐々にではあるがアルネ・スロット監督の信頼を掴んできており、リードしている試合のクロージングや過密日程でのスタメン出場など、チャンスを得られると見れば、もしリバプールのまま来年の夏を迎えても大きな問題はないだろう。

 さらにスタメン、あるいはベンチスタートでも鈴木彩艶(パルマ)、板倉滉(ボルシアMG)、町田浩樹(ユニオンSG)、守田英正(スポルティング)、堂安律(フライブルク)、伊東純也(S・ランス)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、南野拓実(モナコ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、三笘薫(ブライトン)、上田綺世(フェイエノールト)の11人は森保ジャパンの軸として外せない。

 また、二次予選から最終予選にかけて、地道に森保一監督の評価を上げてきた中村敬斗(S・ランス)、所属クラブでも好調の田中碧(リーズ)、9か月ぶりの復帰となる3月シリーズで2試合ともフル出場した伊藤洋輝(バイエルン)もここから良い状態を維持できれば、W杯出場は順当だ。チームの構成的には、サイドと前線のポリバレントであり、かつスピードで違いを生み出せる前田大然(セルティック)も外しにくい。
 
 少し難しいのは、3月シリーズは怪我で外れた小川航基(NEC)で、ここまで最終予選で着実に結果を積み上げているが、ドイツ1部で7得点・2アシストの町野修斗(キール)らと改めて競争になってくるかもしれない。ロス五輪世代のホープである後藤啓介(アンデルレヒト)など、若いタレントが台頭することも予想されるFWは、古橋亨梧(レンヌ)はもちろん、怪我から復帰し、復調中の浅野拓磨(マジョルカ)も含めた激戦区になりそうだ。

 大橋祐紀(ブラックバーン)も3月15日のカーディフ戦で約3か月ぶりとなるゴールを決めるなど、調子を上げてきている。6月シリーズで代表復帰となれば、再びFWのサバイバルに食い込んできそうだ。

 国内組では代表経験のある細谷真大(柏)や、新天地で存在感を高めるジャーメイン良(広島)などはE-1選手権で結果を残せば、9月に予定されている海外遠征やその後の強化試合に招集されてもおかしくない。

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