「試合のようにトレーニングし、トレーニングのように試合」
2年ぶりに帰ってきたJ2で、ここまで4戦全勝の大宮。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
[J2第4節]大宮 2-1 山口/3月8日/NACK5スタジアム大宮
RB大宮アルディージャは3月8日、J2第4節でレノファ山口FCとホームで対戦。50分に先制されたが、53分に追いつくと、79分に勝ち越して、2-1の逆転勝ちを収めた。
これで開幕4連勝だ。直近の3節・ロアッソ熊本戦では敵地で4-0。大勝後の試合は、勢いに乗りつつも、逆に戦いにくさもあったのではないか。そんな記者の疑問を、試合後に取材に応じた長澤徹監督は、きっぱりと否定した。
「我々は1試合、1試合、区切っているので、3連勝とか前の試合は、置いてきちゃいます。熊本戦も、試合後に『喜んでいいけど、ロッカーに置いてきてよ』と、区切っているので。そこに関しては、難しさはなく、選手も目線が揃っています。
今日も、今日一日は喜んでいると思いますけど、またチーム内で激しいトレーニングで競争が待っているので、答えとしては、そんなに難しくない状況でした」
そのトレーニングの成果は、試合でしっかりと出ていた。53分の同点弾は、DF下口稚葉からボールを受けたFW藤井一志が前進し、ボックス内への縦パスをMF小島幹敏が押し込んだものだった。長澤監督は、このシーンが練習中にもあった形だと明かす。
【動画】鮮やかに逆転! アルディージャ小島幹敏&A・シルバのゴール!
RB大宮アルディージャは3月8日、J2第4節でレノファ山口FCとホームで対戦。50分に先制されたが、53分に追いつくと、79分に勝ち越して、2-1の逆転勝ちを収めた。
これで開幕4連勝だ。直近の3節・ロアッソ熊本戦では敵地で4-0。大勝後の試合は、勢いに乗りつつも、逆に戦いにくさもあったのではないか。そんな記者の疑問を、試合後に取材に応じた長澤徹監督は、きっぱりと否定した。
「我々は1試合、1試合、区切っているので、3連勝とか前の試合は、置いてきちゃいます。熊本戦も、試合後に『喜んでいいけど、ロッカーに置いてきてよ』と、区切っているので。そこに関しては、難しさはなく、選手も目線が揃っています。
今日も、今日一日は喜んでいると思いますけど、またチーム内で激しいトレーニングで競争が待っているので、答えとしては、そんなに難しくない状況でした」
そのトレーニングの成果は、試合でしっかりと出ていた。53分の同点弾は、DF下口稚葉からボールを受けたFW藤井一志が前進し、ボックス内への縦パスをMF小島幹敏が押し込んだものだった。長澤監督は、このシーンが練習中にもあった形だと明かす。
【動画】鮮やかに逆転! アルディージャ小島幹敏&A・シルバのゴール!
「トレーニングのゲーム形式のラストゴールを、小島がアシストしました。その時と同じような形で、彼が今回、同点ゴールを決めました。『トレーニングがポイントだったね』という話を選手たちにしました。"試合のようにトレーニングし、トレーニングのように試合をする"という我々のルールのもとでは、すごく象徴的なシーンだったと思います」
着実に積み上がっていくチームに、選手たちも手応えを感じつつあるようだ。79分に逆転弾を決めたアルトゥール・シルバは、チームが持ち味にしている"犠牲心"を発揮できたと喜ぶ。自身が大いに貢献したセカンドボールの回収でも、ボランチでコンビを組んだ小島以外の選手たちにも、強い意識が浸透していたと振り返る。
「自分とマサトだけじゃなくて、チーム全体でしっかりと意識して行なっていたのがすごく大事だし、しっかりと達成して、勝利にまで持っていったのは、自分たちがやっているものが、ちゃんと良い方向に向かっていると感じました」
また、先のU-20アジアカップでU-20日本代表の主将を任され、この試合が大宮での今季の公式戦初戦となったDF市原吏音は、「レベルも上がりましたし、強度も高くなっている。練習から成長できている感じがしますし、自信に満ち溢れているというか、勢いがあって、楽しいです。やっていて」とほほ笑んだ。
快進撃を続けている大宮。今後の戦いにも期待せずにはいられない。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
【記事】コンプライアンスでがんじがらめの社会で、つば九郎のように生きてみたい。多くの大人の心が解き放たれた【Jリーグウォッチャー平畠啓史】
着実に積み上がっていくチームに、選手たちも手応えを感じつつあるようだ。79分に逆転弾を決めたアルトゥール・シルバは、チームが持ち味にしている"犠牲心"を発揮できたと喜ぶ。自身が大いに貢献したセカンドボールの回収でも、ボランチでコンビを組んだ小島以外の選手たちにも、強い意識が浸透していたと振り返る。
「自分とマサトだけじゃなくて、チーム全体でしっかりと意識して行なっていたのがすごく大事だし、しっかりと達成して、勝利にまで持っていったのは、自分たちがやっているものが、ちゃんと良い方向に向かっていると感じました」
また、先のU-20アジアカップでU-20日本代表の主将を任され、この試合が大宮での今季の公式戦初戦となったDF市原吏音は、「レベルも上がりましたし、強度も高くなっている。練習から成長できている感じがしますし、自信に満ち溢れているというか、勢いがあって、楽しいです。やっていて」とほほ笑んだ。
快進撃を続けている大宮。今後の戦いにも期待せずにはいられない。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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