バルセロナ ユーベ移籍のダニ・アウベスの後釜は22歳のポルトガル人で決まり?

2016年06月21日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

バレンシアとの交渉はすでにスタート。

15-16シーズンは28試合に出場し、1ゴール・4アシストをマークしたカンセロ。ウイングもこなす攻撃力はダニ・アウベスの後釜として打ってつけだ。 (C) Getty Images

 EURO期間中もメルカート(移籍マーケット)は動いている。いくつかのメガクラブはすでに新シーズンの体制を固めつつある。バルセロナもそのひとつ。
 
 ユベントスに移籍した右SBダニエウ・アウベスの後釜として、バレンシアのジョアン・カンセロに照準を合わせた。
 
 カンセロは94年生まれの22歳で、ポルトガルU-21代表。交渉はすでに始まっており、このまま一気に進展して移籍が決まる可能性は小さくない。
 
 ビジャレアルは、レアル・マドリー育ちで15-16シーズンはラージョ・バジェカーノでプレーしたCBディエゴ・ジョレンテの獲得が目前だ。
 
 アトレティコ・マドリーの動きも積極的だ。アルゼンチンのアトレティコ・ラファエラでプレーする20歳のGKアクセル・ウェルネルの獲得が決まった。
 
 アトレティコと言えば、ディエゴ・シメオネ監督の息子でリーベル・プレート所属のFWジョバンニ・シメオネは、ベンフィカへの移籍が濃厚になっている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 
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