羽交い絞め状態ながら満面の笑み……C・ロナウドとツーショットを撮った“乱入男”と遭遇!

2016年06月19日 白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

C・ロナウドは「まあまあ」とたしなめて記念撮影に応じる。

C・ロナウドとツーショットを撮った男性は、その後すぐさま警備員に抑えられた。(C)Getty Images

 0-0のスコアレスドローで終わった6月18日のポルトガル対オーストリア戦。その試合後、ある珍事があった。
 
 まさかのPK失敗などもあり2試合連続のノーゴールに終わったクリスチアーノ・ロナウドが、ファンへの挨拶を済ませてロッカールームに引き下がろうとした、その時だ。
 
 どこから入ってきたのか、ある男性がピッチに乱入してC・ロナウドに駆け寄る。しきりに右手に持つスマートフォンを掲げて何を言っているので、記念撮影を懇願していたのだろう。
 
 警備員がすぐさま駆け寄って身柄を抑えるも、C・ロナウドが「まあまあ」とたしなめる。そして、肩を組んで記念撮影に応じた。スーパースターの頬にキスをして感謝の念を表わしたところで、男性は警備員たちに取り押さえられた。
 
 2試合連続ノーゴールでイライラしていたはずだが、突然の"乱入者"と記念撮影。好き嫌いが分かれるタイプのC・ロナウドだが、この時は度量の広さを見せた。さすがにキスをされた時は、苦笑いしていたが……。
 
 その後、記者席からスタジアム脇のメディアセンターに戻ろうと歩いていると、ちょうど警備員4人に羽交い絞めにされながらどこかに連れていかれる途中だった、問題の男性と出くわす。周りのファンに「ロナウド!」、「ロナウド!」と声をかけられ茶化されていたその男の顔は、満面の笑みが広がっていた。
 
 これからキツい説教があるはずだし、ブラックリスト入りしてEURO2016の観戦はこの日が最後になるはずだ。しかし、スマートフォンには、「ピッチでのC・ロナウドとのツーショット」という貴重な写真が入っている――。彼はだから笑っていたのだろう。
 
 スマートフォンを取り上げられてないといいが……。
 
現地取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)
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