【EURO展望】ポルトガル×オーストリア|“節目”を迎えるC・ロナウドの爆発に期待

2016年06月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

アイスランド戦は不発に終わったとはいえ、コンディションは上々。

故障者/ポルトガル=なし オーストリア=ユヌゾビッチ
出場停止/ポルトガル=なし オーストリア=ドラゴビッチ

EURO2016
グループF2節
6月18日(土)/21:00(日本時間28:00)/パリ
ポルトガル×オーストリア
主審:二コラ・リッツォーリ(イタリア)

【注目ポイント】
●C・ロナウドが歴代最多キャップを更新か
●ポルトガルの中盤はテコ入れか
●ドラゴビッチとユヌゾビッチの穴をどう埋めるか

【試合展望】
 ポルトガルにとっては、C・ロナウドがフィーゴを上回る歴代最多の128キャップを刻むであろう記念すべき試合だ。初戦はアイスランドに1-1で引き分けたとはいえ、この一戦でエースが得点すれば、停滞ムードは一掃されるだろう。

 ただし、そのためにはビルドアップと仕掛け/崩しの質向上が不可欠。アイスランド戦では持ち前のリズミカルなパスワークが鳴りを潜め、ゴールシーンを除けば敵守備陣を崩したシーンは少なかった。その反省を踏まえ、F・サントス監督が中盤をテコ入れしてくる可能性はある。精彩を欠いたダニーロやマリオに代えて、W・カルバリョやサンチェスらの先発起用に踏み切るか。

 チャンスが増えれば、C・ロナウドが爆発しても不思議はない。アイスランド戦では不発に終わったとはいえ、コンディションは上々で、きっかけひとつで上昇気流に乗るだろう。

 対するオーストリアはまさに背水の陣だ。初戦は格下ハンガリーに0-2とまさかの敗戦。この試合で最低でも引き分けに持ち込まなければ、グループステージ突破の希望は断たれる。

 劣勢が予想されるものの、基本的にはポゼッション志向のチームだけに自陣で引いて守る展開は想像しにくい。アラバやアルナウトビッチを擁する中盤が主導権争いで優位に立てるかが、ひとつのキーポイントになりそうだ。

 もうひとつのポイントは、ドラゴビッチ(出場停止)とユヌゾビッチ(負傷中)の穴が埋まるかどうか。とりわけ不動のDFリーダーである前者の不在は大きな懸念材料。ヒンターエッガーとプレードルの急造CBコンビの出来が勝敗を左右するだろう。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部

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