代表デビュー戦の時と同じ相手を完封し、2つの喜びを手にした。
ヘルタ・ベルリン在籍時には、大迫勇也に気遣いを見せた優しい人格者は、今なお頼れる母国の守護神である。 (C) Getty Images
6月14日(現地時間)、EURO2016でハンガリーがオーストリアを2-0で破り、実に44年ぶりとなる同大会での勝利を挙げた。
この記念の一戦は、また大会の歴史に残るものともなった。GKガボル・キラーイが40歳74日で出場を果たし、2000年にドイツのローター・マテウスが記録した最年少出場記録(39歳91日)を更新したのだ。
04~06年にハンガリー代表監督を務め、キラーイとともに戦ったことがあるマテウスは、オーストリア戦開始から間もなくして、自身のツイッターで「私の記録を更新したガボル・キラーイ、おめでとう」と祝福のコメントをアップした。
ちなみに、1998年のキラーイの代表デビュー戦は、奇遇にもオーストリア戦であり、この時に彼は、相手のエース、トニー・ポルスターのPKを止めて勝利に貢献している。
現ハンガリー代表監督のベルント・シュトルクは、キラーイについて「彼を年齢で見たことはない。選手としてのクオリティが高いから、彼はこの場にいる」と語るも、最年長記録については「これまでの彼の努力が報われたということだ」と祝福している(『ヘラルド・サン』より)。
また、昨秋のプレーオフでいきなり頭角を現わした22歳のラスロ・クラインハイスラーは「キラーイと、(ゾルターン・)ゲラ(37歳)におめでとうと言いたい。彼らは少し歳を取っているけど、何でもできる選手なんだ」と称賛した(『ファーストポスト』より)。
当のキラーイは戦前、『BBC』に対して「気持ちはまだ、20代のつもりだけどね(笑)。自分の記録よりも、チームが勝つ方が大事だ」と語っていたが、オーストリア戦で好守を連発してクリーンシートを達成し、2つの喜びを同時に手に入れた。
そのグレーのロングパンツが話題に挙がり、不格好という意見には「私はファッションモデルじゃないから」と冗談で返す不惑の守護神。「私に数々の幸運をもたらしてくれた」という"灰色のお守り"が、2戦目以降の彼に何をもたらすのか、非常に楽しみだ。
【回想】長かった空白期間……古豪ハンガリーの44年間
この記念の一戦は、また大会の歴史に残るものともなった。GKガボル・キラーイが40歳74日で出場を果たし、2000年にドイツのローター・マテウスが記録した最年少出場記録(39歳91日)を更新したのだ。
04~06年にハンガリー代表監督を務め、キラーイとともに戦ったことがあるマテウスは、オーストリア戦開始から間もなくして、自身のツイッターで「私の記録を更新したガボル・キラーイ、おめでとう」と祝福のコメントをアップした。
ちなみに、1998年のキラーイの代表デビュー戦は、奇遇にもオーストリア戦であり、この時に彼は、相手のエース、トニー・ポルスターのPKを止めて勝利に貢献している。
現ハンガリー代表監督のベルント・シュトルクは、キラーイについて「彼を年齢で見たことはない。選手としてのクオリティが高いから、彼はこの場にいる」と語るも、最年長記録については「これまでの彼の努力が報われたということだ」と祝福している(『ヘラルド・サン』より)。
また、昨秋のプレーオフでいきなり頭角を現わした22歳のラスロ・クラインハイスラーは「キラーイと、(ゾルターン・)ゲラ(37歳)におめでとうと言いたい。彼らは少し歳を取っているけど、何でもできる選手なんだ」と称賛した(『ファーストポスト』より)。
当のキラーイは戦前、『BBC』に対して「気持ちはまだ、20代のつもりだけどね(笑)。自分の記録よりも、チームが勝つ方が大事だ」と語っていたが、オーストリア戦で好守を連発してクリーンシートを達成し、2つの喜びを同時に手に入れた。
そのグレーのロングパンツが話題に挙がり、不格好という意見には「私はファッションモデルじゃないから」と冗談で返す不惑の守護神。「私に数々の幸運をもたらしてくれた」という"灰色のお守り"が、2戦目以降の彼に何をもたらすのか、非常に楽しみだ。
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