アイスランド戦で鮮やか先制弾のナニ さっそく移籍話が浮上

2016年06月15日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

バレンシアとインテルが興味を示す。

惜しくも勝利にはつながらなかったものの、ニアで合わせた鮮やかな先制ゴールなど随所で輝きを放ったナニ。欧州の表舞台に返り咲くか。 (C) Getty Images

 EURO2016のアイスランド戦で鮮やかな先制ゴールを決めたポルトガルのナニ。15-16シーズンはフェネルバフチェでプレーしたが、この夏にもトルコを離れてヨーロッパの中心に戻ってくる可能性が高そうだ。
 
 獲得を目論んでいるのは、バレンシアのピーター・リム会長。すでに代理人と話し合いを持ち、移籍実現に向けて交渉を進める環境が整っているかどうかを確認している。
 
 動いているのはバレンシアだけではない。インテルもかなり以前からナニの動向を追っており、向こう数週間のうちに具体的な動きに出ても不思議はない。
 
 11月で30歳の大台に乗るナニだが、アイスランド戦でも証明したように依然として高いクオリティーを保っている。ヨーロッパの表舞台でもう一度主役を演じる準備は整いつつある。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
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