「人生で数回の経験」2回戦の決勝弾、高校サッカー応援マネージャーのインタビュー取材。特別で濃密な時間を過ごす“松山北唯一の3年生”【選手権】

2025年01月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「凄い経験をしています」

龍谷富山戦で決勝弾を決めた森。写真:早草紀子

[高校選手権・2回戦]松山北(愛媛)1−0 龍谷富山(富山)/12月31日/味の素フィールド西が丘

 試合後、ミックスゾーンで松山北の選手たちが出てくるのを待っていると、顔馴染みとなったスタッフに声をかけられる。

「白鳥さん、誰を待っていますか」

 勝利の立役者となった"松山北の10番"に話を聞きたかったので、すかさず次のように切り返した。

「森(隼人)選手です」

 松山北唯一の3年生(松山北は県内有数の進学校で他の3年生は夏にサッカー部を引退)である森は、この試合でPKから決勝弾を決めている選手。勝利の立役者であり、話題性も十分だったので、彼に話を聞きたかったのだ。

 そのスタッフによれば「(ミックスゾーンを通るまで)しばらくかかります」とのことだった。森は高校サッカー応援マネージャーの月島琉衣さんのインタビュー取材を受けており、他の選手よりも出てくる時間が遅かった。
 
 冬の選手権を戦うだけでなく、メディアの取材を受けたり、TVの収録に参加する。高校生にとってはおそらく特別な時間だろう。それについて訊いてみると、森は少し微笑みながら答えてくれた。

「こんな経験をできるのは人生で数回。凄い経験をしています。テレビで使ってもらえたら嬉しいです(笑)」

 森は間違いなく濃密な時間を過ごしている。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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