【浦和】梅崎、駒井、高木…リオ五輪候補の関根貴大が同僚から密かに盗むドリブル技とは?

2016年06月09日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

リオ五輪世代の攻撃的な選手の中で、今季、公式戦最多の出場時間を記録する21歳。「勝負の6月」への決意を語ったインタビュー番外編。

インタビューでは関根が、自らの言葉で“等身大”の今を語ってくれている。写真:徳原隆元

 浦和レッズの関根貴大が、6月9日発売の『サッカーダイジェスト』の特集「今押さえておきたいヤングガンズ100」の注目選手インタビューにて登場している。「6月の勝算」と題して、第1ステージの怒涛の最終5連戦やリオ五輪代表へのラストチャンスに懸ける決意、それに最近届いた先輩の原口元気からの"熱い"メッセージについて語っている。
 
 21歳のドリブラーは今季これまで、リオ五輪世代の攻撃的な選手のなかで(浦和でのメインポジションは右ウイングバック)、公式戦最多出場時間を記録している。彼はインタビューで、定型的なフレーズをほとんど使わず、自らの言葉で"等身大"の今を伝えようとしていたのが、とても印象的だった。
 
 特に「日の丸」への純粋かつ強烈な想いには、取材中にハッとさせられた。夢を手にするための条件、を示唆していたと言えた。ぜひ雑誌を手に取って読んでいただきたい。
 
 今回はインタビューの番外編として、関根が語った浦和の同僚ドリブラーの"ここがすごい"という技を紹介しよう。個性的なドリブラーが揃う浦和にあって、それぞれの選手の技を密かにチェックし、自分流にアレンジして活かそうしていると言うのだ。

――◇――◇――◇――
 
――関根選手の武器であるドリブルについて聞かせてください。重視しているのは、スピード、キレ、テクニックのうち、どれになります?
 
「今は、それらを上手く使い分けられるように取り組んでいます。僕は柔軟に対応できるタイプではないので、キレがあり、緩急のつけられるドリブラーに憧れてきました。だから(駒井)善成くん、梅さん(梅崎)のようなドリブルはしてみたいなと思い、密かにチェックし、練習して……その良いところを盗んで自分らしいドリブルを追求しようとしています」
 
――関根選手から見た、駒井選手、梅崎選手のドリブルの特長は?
 
「善成くんは『一瞬』の動きが抜群です。一回ボールを持って止まったあと、ゼロから一瞬で仕掛ける動きが速い。DFやマーカーが付いていけない瞬間で抜き去る"武器"を持っています。そのコツを少しでも掴めれば、相手も嫌がるはずです」
 

次ページステップワークやボディフェイントを交えて、攻めるべき時は思い切って行く!

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