【J1展望】福岡×広島|波に乗り切れない両者。堅守をこじ開け、ゴールを奪うのは?

2016年05月29日 サッカーダイジェスト編集部

福岡――仕掛けのタイミングがポイントに。

故障者/福岡=中原貴、中原秀 広島=佐々木、川﨑、森崎浩 
出場停止/福岡=なし 広島=なし

J1リーグ1stステージ・14節
アビスパ福岡 – サンフレッチェ広島
5月29日(日)/14:00/レベルファイブスタジアム
 
アビスパ福岡
1stステージ成績(13節終了時):17位 勝点9 2勝3分7敗 9得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●怪我で戦列を離れていたダニルソンが、練習に復帰しフルメニューを消化。着々と準備を重ねる。
●トゥーロン国際大会を離脱した亀川が帰国
 
【担当記者の視点】
 ナビスコカップの6節・鳥栖戦では1点のビハインドを負い、さらに10人での戦いを強いられながらも同点に追いついた。「2試合連続の逆転負けという悪い流れのなか、10人でドローに持ち込めたことは大きい。次は気持ちの入ったゲームができると思う」と井原正巳監督は振り返り、広島戦に意欲を燃やしている。
 
 指揮官がキーポイントにあげるのは戦う気持ちだ。「強豪と対戦する時に、エンジンがかかるのが遅い傾向にある。立ち上がりからしっかりと入れるようにしたい」。もうひとつは、「いつ」「どこで」仕掛けるのかということ。堅固な守備と、得点ランキングトップのP・ウタカを擁する広島との対戦では、試合をコントロールされる時間が多くなるはず。だが、ただ我慢しているだけでは勝利は得られない。

 また、選手起用や布陣の選択など井原監督の采配も注目点。「攻撃能力はチーム内でトップに近い」(井原監督)邦本を切り札として起用するのか。11節・湘南戦でプロ初先発を飾った以降、非凡な才能を発揮し続けている。
 
 王者・広島相手に降格圏に沈む福岡がどこまで闘えるか。内容ではなく、結果を求めたい。

次ページ広島――宮吉をシャドーに起用し、前線の活性化を目論む。

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