【ACL採点&寸評】浦和 1-0 FCソウル|MOMは好守連発のGK西川! 決勝弾の宇賀神「みんなの気持ちが乗り移ったゴール」

2016年05月18日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

西川がいなければ、勝てなかった――。

【警告】浦和=李(36分) FCソウル=高萩(58分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西川周作(浦和)

【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
序盤からボールを支配しながら試合を進め、森脇からの大きなサイドチェンジにダイレクトで合わせた宇賀神の「クロスの折り返しだった」というショットが運よく決まり先制。その後はFCソウルのカウンターに手を焼いた。決定機数では3対5で相手のほうが上回ったが、GK西川のビッグセーブや遠藤や槙野の身体を張った守備で凌ぎ切った。

【ACL PHOTO】浦和 1-0 FCソウル 宇賀神のゴールを守った浦和が先勝

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 8
西川がいなければ、勝てなかった。大会通算10ゴールを決めているアドリアーノの抜け出しに、必ず一歩早く対応。後半は決定的なシュートを幾度となく止めた。何本かあったリスク覚悟の危ういキックミスを霞めるぐらい、守備に関してはクロスへの対応やポジショニングを含めほぼパーフェクト。前半のリズムの悪さをしっかり修正し、勝負どころの試合終盤に高い集中力を発揮した点も評価したい。Kリーグ首位チームの強力アタッカー陣の前に立ち塞がり、浦和の「ナンバー1」の存在感が一段と増した。

DF
46 森脇良太 7.5
タッチライン沿いから斜めにスパッとピッチを切り裂くサイドチェンジで、宇賀神のゴールをアシスト。また、嫌らしい位置にクサビのパスを確実に送り、出るか出まいか相手DF陣とMF陣を困らせた。
 
6 遠藤 航 7
アドリアーノの反転からの素早い動きに何度か振り切られかけたが、粘って対応。40分には、そのアドリアーノのシュートコースに身体を投げ出し、間一髪防いだ。終盤のゴール前で混戦になる危うい状況でも、ミスやファウルをせず冷静にピンチを切り抜けた。
 
5 槙野智章 6.5
攻撃参加は自重して、2トップ+高萩の攻撃に対応。後半途中からは高萩が同サイドから仕掛けてきて手を焼いたが、危険な場面ではよく踏ん張って耐え抜いた。

次ページ1トップ・2シャドーが機能しないなか、右ウイングバックの関根が躍動感を与える。

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