【J1ベストイレブン】抜群の決定力を示したP・ウタカがMVP。埼玉ダービーで決勝点の柏木、1得点・1アシストの大久保をエントリー|1stステージ11節

2016年05月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

最多選出は川崎の3名。二枚看板と車屋を選出。

【1stステージ11節のベストイレブン】

 J1リーグは5月8日、第1ステージ11節の9試合を行なった。首位の浦和と2位の川崎が勝点3を重ねる一方、3位の鹿島は磐田と引き分け、4位の柏は川崎に敗れた。ここでは、11節の9試合からサッカーダイジェストWeb編集部がセレクトしたベストイレブンを紹介する。
 
【選出理由】
 今節のMVPは、鳥栖から鮮やかな2ゴールを奪って勝点3獲得に貢献したP・ウタカだ。今季9ゴール目でJ1得点ランクトップに立つストライカーは、ミキッチのクロスをヘッドで合わせて1点目を叩き込み、茶島のスルーパスを受けて2点目を決めた。
 
 その広島では、3バックもクオリティ高いプレーを見せており、千葉、塩谷、水本の全員が『6.5』を記録。そのなかで、ビルドアップでの貢献度が高かった千葉をベストイレブンに選んだ。
 
 最終ラインは、上記の千葉のほか、埼玉ダービーを制した浦和の遠藤と、本職でない右SBをソツなくこなした新潟の舞行龍。また、対戦相手のキーマンである柏の大津を完全に無効化した車屋を選出した(車屋は柏戦でCBを務めていたが、適性を考慮して左SBに配している)。
 
 中盤の4人は、いずれも採点『7』とハイパフォーマンスを披露した4人で、なかでも堅守の大宮から値千金の決勝点を決めた柏木の活躍が際立った。

 前線はMVPのP・ウタカに加え、マッチアップした柏の中谷を「クロスの入り方は独特。今まで経験したことがなかった」(中谷)と驚愕させた大久保をエントリー。GKは4度のピンチに立ちふさがった神戸のキム・スンギュを選んだ。
 

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