【バイエルン 2-1 アトレティコ・マドリー|採点&寸評】猛攻バイエルン抑えて決勝へ進んだアトレティコの驚異的な我慢強さと勝負強さ

2016年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペップ政権最後のCLはアウェーゴール差で涙を飲む。

(C) SOCCER DIGEST

【バイエルン|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6
相手に与えたチャンスは失点シーンと84分のPK以外にほとんどなく、支配率68パーセントで、総シュート数は35本と試合を掌握した。それでもアトレティコの堅守を前に一歩及ばず……。ペップ政権最終年のチャンピオンズ・リーグ(CL)は、アウェーゴールの差で散った。
 
監督 ジョゼップ・グアルディオラ 6.5
足下に自信のあるボアテングを復帰させ、選手には頻繁にポジションチェンジをさせるなど、攻撃に厚みを生み出す稀代の戦術家らしい采配は振るったものの、シメオネの築き上げた堅牢を崩すことができなかった。
 
【バイエルン|選手採点・寸評】
GK
マヌエル・ノイアー 6.5
失点を喫したグリエーズマンとの1対1は止めることができなかったが、84分にはF・トーレスのPKを完全に読みきってストップして意地を見せた。
 
DF
ハビ・マルティネス 6
リスキーな前線へのボール供給はボアテングに託し、自身はカウンターのケアを意識したポジションを取るなど、手堅いプレーに終始。しかし84分、F・トーレスへの不用意なタックルでPKを献上した。
 
17 ジェローム・ボアテング 6.5
3か月ぶりの実戦復帰となった巨漢CBは、立ち上がりから前線への好フィードを見せて、相手の脅威に。守備でも失点シーン以外では相手2トップを封殺するなど、ブランクを感じさせない動きを披露した。
 
21 フィリップ・ラーム 6
前半からほぼ敵陣でプレーする高い位置を取ったことで、チームが数的優位になるシーンが多く、その機転の利いた頭脳プレーが、アトレティコの攻撃を抑えることにも繋がった。
 
27 ダビド・アラバ 6
攻撃参加した際にはサイド一辺倒のオーバーラップではなく、インサイドを突いてシュートまで持ち込むなど、状況に応じたプレーで指揮官の期待に応えた。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ第1レグと違い、相手DFの脅威であり続けたレバンドフスキ。

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