【J1展望】1stステージ・8節|川崎 - 浦和|等々力の過去4戦で「15ゴール」。激闘必至の大一番を見逃すな!

2016年04月23日 サッカーダイジェスト編集部

川崎――ペトロヴィッチ体制の浦和に対し、等々力でのリーグ戦は3勝1分といまだ無敗。

故障者/川崎=井川、小宮山、森本、原川 浦和=ズラタン
出場停止/川崎=なし 浦和=なし

J1リーグ1stステージ・8節
川崎フロンターレ - 浦和レッズ
4月24日(日)/16:00/等々力陸上競技場
 
川崎フロンターレ
1stステージ成績(7節終了時):1位 勝点17 5勝2分0敗 18得点・9失点
 
【最新チーム事情】
●発熱などで戦線離脱していた大島が復帰。トレーニングで汗を流す。
●ナビスコカップの柏戦で原川が負傷を再発。別メニューで調整を続ける。
●チームの状態について、大久保は「まだ不安がある」と語る。
●20日のナビスコカップ・柏戦後、緊張感の漲る引き締まった練習をこなす。
 
【担当記者の視点】
 FC東京、浦和、G大阪と続く第1ステージ山場の3連戦のなか、今節はまさに大一番だ。7節を終えて1位の川崎と3位の浦和が激突するだけに、この勝敗がステージ優勝の行方を左右すると言っても過言ではない。
 
 前節のFC東京戦は先制を許したが、攻撃力を存分に発揮して4ゴールを奪い、最終的に逆転勝利を収めた。試合運びに課題を残したものの、唯一の無敗を維持しており、チームの士気は高い。また大久保と小林が揃ってゴールを奪うなど、"Jリーグ最強"とも言える2トップが猛威を振るう。
 
 4月20日のナビスコカップ・柏戦にチョン・ソンリョン、奈良、谷口らが先発し、中村や小林、登里も途中出場。主力組の疲労は懸念材料ながら、一方の浦和も同日にオーストラリアでACLの試合をこなしており、移動距離を考えればコンディションに分があるのは川崎だろう。
 
 川崎にとって嬉しいジンクスは、ペトロヴィッチ体制の浦和に対して、等々力のリーグ戦で一度も負けていないことだ(4試合=3勝1分/11得点・4失点)。本来、ボールポゼッションを得意とする川崎だが、浦和戦では相手にボールを持たれる展開が多い。それでも、要所でチャンスを確実に仕留めて勝点を拾ってきた。
 
 今回も同様の流れとなるのか、あるいは川崎が"力技"でゴールをこじ開けるのか。過去4戦で実に「15ゴール」が生まれた好カードは、プレーの質、試合の展開、結果……どれを取っても興味深い一戦となる。

 

次ページ浦和――攻撃の切り札として期待されるのが石原。移籍後初ゴールで勝利を呼び込むか?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事