【ACL採点&寸評】FC東京0-3全北現代|今季ここまでで最悪の出来。全北現代のパワーに屈し、ファン・サポーターから特大のブーイングを浴びる

2016年04月20日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

司令塔になるべきハ・デソンはミスが多過ぎた。

【警告】FC東京=米本(67分)、平山(90分) 全北現代=キム・ボギョン(54分)、リカルド・ロペス(58分)、クォン・スンテ(81分)、チャン・ユノ(82分)
【退場】なし

4月20日/19:30/東京スタジアム
FC東京 0-3 全北現代
前半 0-1
後半 0-2
得点者/全北現代=キム・ボギョン(35分)、イ・ジェソン (61分)、コ・ムヨル(90+1分)

【PHOTO】FC東京3失点! ホームで完敗しグループ突破はお預け​

【チーム採点・寸評】
FC東京 4.5
勝てば決勝トーナメント進出が決まるホームゲームで、まさかの完敗……。全北現代のパワーに屈し、試合後にはファン・サポーターから特大のブーイングを浴びた。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK 
31 圍謙太朗 5
秋元に代わり、ACL初出場。前半終了間際にはボールをファンブルしそうになるなど、デビュー戦ならではの緊張が。
 
DF
2 徳永悠平 5.5
後半途中までレオナルドの対応に追われた印象。敵陣の深い位置までなかなかオーバーラップできず、攻撃に厚みをもたらせられなかった。
 
5 丸山祐市 5
4月16日の川崎戦からパフォーマンスが下降気味。簡単に裏を取られるミスもあっただけに、コンディションが気になるところだ。
 
29 吉本一謙 4.5
13分に魂のスライディングタックルも、35分には中途半端なマークで失点の原因に。森重(出場停止)の穴をカバーしきれなかった。
 
50 駒野友一 5.5
前半はベテランらしいポジショニングとフォローで安定感をもたらす。攻めに重心を置いた後半は裏を突かれる回数が増えた。
 
MF
7 米本拓司 5
キャプテンマークを巻いた一戦でチームをまとめられなかった責任は、少なからずある。最後まで試合の流れを変えられなかった。
 
14 ハ・デソン 4
果敢に縦へと行こうとする姿勢は買えたが、あまりにもミスが多過ぎた。運動量が落ちた後半の出来は最悪に近かっただろう。
 
22 羽生直剛 5.5(17分OUT)
ヘディングシュート以外、プレーに大きく関与できないまま前半の17分に負傷交代。ここで交代枠をひとつ失ったのは痛手だった。
 
48 水沼宏太 4.5(HT OUT)
右サイドから突破口を見出せず、狙ったミドルは枠外へ……。ほとんど良いところがなく、前半だけで途中交代を余儀なくされた。
 
FW
20 前田遼一 5(66分OUT)
全北現代のタイトなマークに苦しみ、前線で孤立するシーンも。2トップを組んだ東との呼吸もいまひとつで実力を発揮できなかった。
 
38 東 慶悟 5.5
オフサイドを怖がらずに前へと出るアグレッシブさは評価。しかし、最終局面で前田や水沼らとの連係が乱れ、決定機に絡めなかった。
 
交代出場
MF
27 田邉草民 5.5(17分IN)
スペースを消されたためボールを引き出す動きが少なく、消化不良の前半に。後半も相手の激しい当たりにだいぶ苦しんだ。
 
FW
44 阿部拓馬 5.5(HT IN)
後半の頭から左サイドハーフを担当。良いタイミングでゴール前に顔を出すものの、フィニッシュワークに精彩を欠いた。
 
FW
9 平山相太 5(64分IN)
ボールを要求しても良いタイミングでもらえず、前線で"待ち人"に。90分の危険なタックルはフラストレーションの表れだろうか。
 
監督
城福 浩 5
羽生の負傷交代がプランを狂わせたか、全北現代のペースに呑みこまれたままだった。後半から投入した阿部や平山も特効薬にならず。
 
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事