【J1展望】1stステージ・7節|磐田-横浜|中盤の攻防を制する者がゲームを制す

2016年04月15日 サッカーダイジェスト編集部

磐田――勝利のキーワードは「中村封じ」と「攻守の切り替えの速さ」。

故障者/磐田=なし、横浜=中島、三門  
出場停止/磐田=なし、横浜=なし

J1リーグ・1stステージ7節
ジュビロ磐田 – 横浜F・マリノス
4月16日(土)/18:30/ヤマハスタジアム
 
ジュビロ磐田
1stステージ成績(6節終了時):7位 勝点9 2勝3分1敗 9得点・8失点
 
【最新チーム事情】
●U-19代表合宿に参加した小川航が、G大阪との練習試合で2ゴール。
●ジェイが新潟戦で左足を負傷。14日現在でグラウンドでの練習は回避しており、スタメンは厳しいか。
●アダイウトンが自ら志願して紅白戦1本目で右サイドハーフとしてプレー。練習後に監督のアドバイスを熱心に受ける場面も。
●横浜戦に向け、セットプレーの守備練習を入念に行なった。
 
 ホームでのリーグ戦初勝利の鍵は、中村を抑えられるか、だ。「初めて対戦した時は"とんでもない選手"だと思いました。なんでもできるし、ボディコンタクトも強い。マリノスはボールをまず彼に預ける」と宮崎が言えば、「絶対に自由にさせてはいけない選手。90分間チームとしてしっかりケアしたい」と上田も続く。名波監督も「ゲームを作り、自ら(得点も)決めるという仕事をしている。まずはあそこを潰さないといけない」とベテランレフティを最も警戒している。
 
 だが、そこにばかりに気を取られてもいけない。特に突破力のある相手の両サイドには要注意だ。攻撃の起点を潰すことと、前線に展開された後の対応――。選手たちはこのふたつを意識している。また今週、チームはセットプレーの守備練習を入念に行なった。

 攻守の切り替えの速さは、J1チームと差があると指揮官が感じている部分のひとつだ。徐々に上がってはいるが、上位チームとの差はまだある。勝機を見出せるかは、その点にもかかっている。

次ページ横浜――中盤の精力的なサポートでカウンターに厚みをもたらす。

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