【ベンフィカ 2-2 バイエルン|採点&寸評】2試合連続弾のビダルがMOM! 話題の超逸材R・サンチェスは18歳とは思えぬ輝き

2016年04月14日 遠藤孝輔

ベンフィカは個人能力で圧倒的に劣りながら戦術と献身で対抗。

ベンフィカ対バイエルン戦の結果&フォーメーション。

【ベンフィカ|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6.5
コンパクトな陣形を保持してハイラインのプレスを仕掛け、首尾よくカウンターから先制。その後に2失点したとはいえ、途中出場タリスカの直接FKで同点にし、試合の興味を最後まで繋いだ。圧倒的な個人能力を誇る世界最高クラスのバイエルンに、明確な戦術と個々の献身を武器に対抗。2試合合計2-3で敗れたとはいえ、好印象を残して大会を去った。

監督 ルイ・ヴィトーリア 6.5
ミトログルとガイタンが怪我、ジョナスが出場停止と攻撃陣が飛車角落ちだったが、この穴を戦術でしっかりと埋めた。クエデスとタリスカで同点ゴールを奪うなど、交代策も当たった。74分、そのクエデスへのハビ・マルティネスのファウルに抗議して(警告だったが退場と主張)、退席処分を食らった。

【ベンフィカ|選手採点・寸評】
[GK]
 エデルソン 5.5
1失点目は数人と交錯したとはいえパンチング処理が中途半端で、71分にはあわやゴールの後逸も。54分のD・コスタとの1対1は上手くセーブしたが、トータルで見れば故障中のJ・セーザルほどの安定感はなかった。
 
[DF]
14 ヴィクトル・ニルソン=リンデロフ 5
怪我が回復せずベンチを温めたルイゾンに代わって、ファーストレグに続くスタメン。対人もボール処理も不安定で、2失点目では2失点目ではハビ・マルティネスのマークを外してアシストを許した。

19 エリゼウ 6.5(88分OUT)
糸を引くような見事なロングクロスで先制点をアシスト。守備でもD・コスタに何とか食らいつき、大きな仕事をさせなかった。
 
33 ジャルデウ 6
打点の高いヘディングでクロスを弾き返し、危なっかしいニルソン=リンデロフのカバーも上等。守備リーダーとして奮闘した。

34 アンドレ・アウメイダ 6.5
絶妙な距離感を保って、リベリに単独突破を許さず。逆転された後は攻撃参加も増え、61分には強烈なミドルで放った。

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページR・サンチェスはプロ1年目とは思えぬ堂々たる振る舞い。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事