【レアル・マドリー 3-0 ヴォルフスブルク|採点&寸評】マドリーが逆転で準決勝へ! 最高殊勲者はハットトリックのC・ロナウド

2016年04月13日 遠藤孝輔

第1レグとは違って気合いと集中力を持続し、見事に逆転勝利。

(C) SOCCER DIGEST

【レアル・マドリー|チーム&監督 採点&寸評】
試合 6
序盤からボールを保持し、16分から立て続けに2点を奪って合計スコアでタイとしたものの、引いた相手を完全には崩せず。アウェーゴールを与えたくないという意識からかバランスを崩してまで攻撃に打って出ることはなかった。第1レグと違って気合いと集中力が最後まで持続し、きっちり帳尻合わせをして準決勝進出を果たした。
 
監督 ジネディーヌ・ジダン 6
完全には相手を崩せないながらも、しっかり点を取って試合を進めていくチームに対して、指揮官ができることは、疲れた選手を見極めて交代のカードを切ることぐらい。送り出したヘセも攻撃に上手く絡み、采配も的確と言えた。
 
【レアル・マドリー|選手採点&寸評】
GK
ケイラー・ナバス 6
特別に処理が難しいシュートはなかったが、いずれも確実にセーブ。安定感を見せた。
 
DF
15 ダニエル・カルバハル 6.5
16分、粘って入れたクロスが相手選手に当たって軌道が変わり、C・ロナウドの先制点を生み出す。その直後にもきわどいクロスを上げ、2点目に繋がるCKをもたらした。守備では、対峙したドラクスラー、シュールレにチャンスを作られたのは2度ほどだった。
 
ペペ 6
気合いの入った守備で、最後まで相手の攻撃をはね返しただけでなく、機を見て思い切った飛び出しを見せた。
 
セルヒオ・ラモス 6.5
第1レグとは違い、常に集中してシュートをブロックしたり、ボールをカットしたりした。攻撃では、66分にCKから競り合いに勝ってヘディングシュートを放つも、ポストに当たってゴールライン上で相手GKに止められた。
 
12 マルセロ 6
相変わらずの運動量の多さで、守備ではエンリケをしっかりケアする一方、攻撃では的確な飛び出しでクロスを上げたり、スルーパスでチャンスを演出したりもした。全ての力を出し尽くしたのは、試合終了とともに倒れ込んだ姿からも明らかだった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ大事な試合でハットトリックを決めるC・ロナウドの勝負強さ。

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