【パリSG 2-2 マンチェスター・C|採点&寸評】イブラはPKを含めて3度の決定機を逃す…。2つのアウェーゴールには伏兵が絡む

2016年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

オーリエは試合勘もフィットネスも整っていなかった。

パリSG対マンチェスター・C戦の結果&フォーメーション。

【パリSG|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 5.5
14分のイブラヒモビッチのPK失敗と38分のミス絡みからの失点にめげず、41分に同点、59分に勝ち越しのゴールを奪う。しかし、72分に2-2とされて以降はそれまでの軽快なテンポが鳴りを潜め、完全にリズムを崩してドロー止まり。2つのアウェーゴールを奪われたのは痛恨だ。
 
監督 ロラン・ブラン 5.5 
この大一番で2か月も干していたオーリエを先発させる賭けは、結果的に裏目に出る。交代策に関しては、ラベッシの中国移籍で流れを大きく変えうる切り札がルーカスしかおらず、同点とされた後にできることが限られていた。
 
【パリSG|選手採点&寸評】
[GK]
16 ケビン・トラップ 6
2失点はいずれも、GKにとっては止めるのが難しいシチュエーションだった。その他のセーブ機会では無難な対応を見せる。
 
[DF]
2 チアゴ・シウバ 6.5
絶妙なパスカットとカバーリングを繰り返し、安定感のないD・ルイスとオーリエを必死にフォロー。このキャプテンが不在だったら、大量失点もありえた。
 
17 マクスウェル 5.5
対面したJ・ナバスを何とか封じも、2失点目に繋がるクロスを上げたサーニャにはもう少し詰めたかった。攻撃面では何度かクロスを上げるも、チャンスには繋がらず。
 
19 セルジュ・オーリエ 5(78分OUT)
監督とチームメイトを批判してクラブから食らった出場停止処分が解かれ、約2か月ぶりの公式戦出場。ただ、パスミスを繰り返したうえ、2失点目ではクロスをクリアミス。試合勘もフィットネスも整っていなかった。
 
32 ダビド・ルイス 5.5
開始15秒でアグエロを引っかけてイエローカードを食らい、1失点目の場面では身体の向きを明らかに間違えた。一方で12分にはFKのこぼれ球に反応してPK、35分には攻め上がりでFKを奪取うなど、弱点と長所が一気に出るゲームに。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ1ゴールを挙げたとはいえイブラの罪は大きい。

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