「韓国が3位に後退する状況すら起こり得る」FIFAがW杯アジア2次予選・第4節を展望。最大7か国に突破の可能性

2024年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

北朝鮮対日本は中止

第3節はホームでタイと引き分けた韓国。敵地での再戦で必勝を期す。(C)Getty Images

 3月26日、アジア各地で北中米ワールドカップ・アジア2次予選の第4節が行なわれる。国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイトが、各グループの現状を整理し、今後を展望した。

「2次予選は中間地点を折り返した。第4節では、突破が決まるチームや希望を絶たれるチームが出てくることになりそうだ。

 カタール、イラン、ウズベキスタン、サウジアラビア、イラク、UAE、オーストラリアはそれぞれの試合に勝利すれば、3次予選進出のチケットを手に入れられる。一方でチャイニーズ・タイペイ、トルクメニスタン、香港、パキスタン、ネパールは、敗れれば敗退決定の可能性がある」

 結果次第で、最大7チームの次ラウンド進出が決まり、5チームが敗退するかもしれない。同サイトは以下のとおり、第4節の対戦カードとともに、各グループの詳細を伝えた。
 
■グループA
インド対アフガニスタン
クウェート対カタール

 これまで3戦全勝のカタールは、アウェーのクウェート戦でもう1勝を挙げれば、3次予選へのチケットを確保できる。アフガニスタンはインドに敗れたとしても、敗退決定とはならないが瀬戸際に立たされる。

■グループB
シリア対ミャンマー
北朝鮮対日本(中止)

 北朝鮮と日本の試合は中止が決定。グループBではシリア対ミャンマーの1試合のみが予定通り開催される。そのため、どの国も今節の時点で突破を決定することはできないが、グループ最下位のミャンマーは中立地のダンマームでシリアに勝てなければ、次節で敗退決定の可能性が出てくる。

■グループC
中国対シンガポール
タイ対韓国

 先週のソウルでタイが勝点1を獲得する波乱を起こしたことで、グループCの行方はまだ分からない。タイがバンコクで勝利を収め、中国がシンガポールを破ったとすれば、韓国が3位に後退する状況すら起こり得る。

■グループD
キルギス共和国対チャイニーズ・タイペイ
マレーシア対オマーン

 最も接戦となっているグループDはオマーン、キルギス、マレーシアが勝点6で並ぶ状況。クアラルンプールで対戦するオマーンとマレーシアは、直接対決で勝つことができれば、どちらにとっても大きな1勝となる。チャイニーズ・タイペイは敗れれば敗退が決まる。

■グループE
ウズベキスタン対香港
トルクメニスタン対イラン

 今節を終えた時点でグループ突破の行方が完全に決着してしまう可能性もある唯一のグループ。イランとウズベキスタンが他の2チームに6ポイント差をつけている。両チームが勝利した場合には、ともに3次予選進出が決定し、香港とトルクメニスタンは敗退となる。

【PHOTO】華やかコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!

次ページサウジは敵地でタジキスタンと対戦

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事