「熱量のことを話す時点でレベルの低い集団」堂安律、アジア杯後の冨安健洋の発言に語った思い「そこをディスカッションしていてはいけない」

2024年03月20日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「冨安とも意見を出し合った」

前日練習で汗を流す堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は3月21日、国立競技場で開催される北中米ワールドカップ・アジア2次予選の北朝鮮戦に挑む。

 ベスト8敗退に終わった先のアジアカップでは、1-2で敗れたイランとの準々決勝の後、DFの冨安健洋が「僕も含めて熱量が足りない」と発言した。

 そのアジアカップで気持ちの籠ったプレーを見せていたMFの堂安律は、そのコメントをどう捉えたのか。20日の練習後の取材で尋ねると、こう答えている。

「終わってから、もちろん冨安とも意見を出し合いましたし、日本代表として戦っている以上、熱量のことを話している時点で少しレベルの低い集団になってるんじゃないかなと思う」
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 25歳のレフティは「そこは正直、いま僕たちがディスカッションしてるレベルではいけないと思うので、そのベースは持ちながら、そのベースがないと明日は北朝鮮に、本当に食われる展開になると思うんで、そこ(熱量)はまずベースでありたい」と語気を強めた。

 また、「自分が熱量を持ってアジアカップを戦えたっていま言われましたけど、その熱量をみんなに伝えなかったら、意味もないと思う。もちろんそこは責任感じています」と自省。「しっかり明日から対戦相手じゃなくて自分たちからアクションをとっていけるようなサッカーをプレーしたいなと思います」と前を向いた。

 日本代表がもう一度戦える集団になるか。激しさが特徴の北朝鮮は、それを計るうえで、格好の相手と言えるかもしれない。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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