【日本代表】史上5人目の代表100試合出場を達成した岡崎が語るシリア戦の“収穫”。「攻め続けることが出来た以上にピンチこそが…」

2016年03月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「大先輩の後ろ姿を見ながら自分もここまで来た。そういう選手になりたい」(岡崎)

シリア戦で代表通算100試合出場を果たした岡崎。試合後のセレモニーでは記念ユニホームを贈られ、笑みをこぼした。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 シリア戦で代表100試合出場(日本で歴代5位の記録)を達成。長谷部誠に代わりキャプテンマークを巻いてピッチに立った岡崎慎司は、立ち上がりからアグレッシブにゴールを狙った。
 
 8分に長谷部の横パスに合わせると、続く21分には香川のワントラップパスに素早く反応してボレーシュート。いずれもゴールにならなかったが、その他の場面でも"ガムシャラ"にバイタルエリアでボールへと絡む動きを見せた。
 
結局、74分のゴールもオフサイドで取り消され、メモリアルゲームでゴールという結果を残せなかった。それでも、試合後には岡崎の偉業を称えるセレモニーを実施。日本サッカー協会の新会長・田嶋幸三氏から花束を、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは「OKAZAKI 100」がプリントされた日本代表のユニホームを贈呈された。セレモニーは少し照れ臭かったようで、ミックスゾーンでは次のように答えている。
 
[日本代表通算出場記録トップ5]
152試合 遠藤保仁(MF)
122試合 井原正巳(DF)
116試合 川口能活(GK)
110試合 中澤佑二(DF)
100試合 岡崎慎二(FW)
 
[日本代表通算得点記録トップ5]
75ゴール 釜本邦茂(FW)
55ゴール 三浦知良(FW)
48ゴール 岡崎慎司(FW)
37ゴール 原 博実(FW)
35ゴール 本田圭佑(MF)
 
「自分が引退するわけでもないのに(笑)。これからも続けたいですね。ただ、感謝の気持ちでいっぱいです。セレモニーをやってもらうこともそうですが、大先輩の後ろ姿を見ながら自分もここまで来たので、そういう選手になりたいです」
 
 キャプテンマークは、ハリルホジッチ監督からの"プレゼント"だった。
 
「自分では(キャプテンマークを付けたアウェーでの)カンボジア戦のリベンジかなと思ってプレーしました。100試合まではひとりで来たわけではないですし、そういう想いも持っていました」
 
 ただ、岡崎は試合の内容に決して満足していない。
 

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