試合は2-2のドロー
69分にバイシクルショットを叩き込んだウィザ。(C)Getty Images
3月2日、ロンドンのブレントフォード・コミュニティ・スタジアムでブレントフォード対チェルシーを取材した。
ロンドンの一日は雨の降りしきる中で始まったが、キックオフの頃には雨は止み、サッカー日和となっていた。
チェルシーはここ数年、低迷しているとはいえ、ビッグクラブであることに変わりはない。一方のブレントフォードは、リーグ戦3連敗中だ。ウェスト・ロンドンダービーなのだから、互いにどんな戦いを見せるのか興味深かった。
私はブレントフォードのエース、アイバン・トニーとチェルシーのFWニコラス・ジャクソンの2人のストライカーに注目していた。
すると35分にそのジャクソンがマロ・ギュストのクロスを豪快にヘッド叩き込んでチェルシーに先制点をもたらした。
しかしブレントフォードは50分に同点ゴールを奪うと、69分にはヨアンヌ・ウィザが見事なバイシクルショットを叩き込み、勝ち越しに成功する。
その後チェルシーは、83分にアクセル・ディサシが意地の同点弾をゲット。試合は2-2のドローに終わった。
【動画】ブレントフォード対チェルシーのハイライト
ロンドンの一日は雨の降りしきる中で始まったが、キックオフの頃には雨は止み、サッカー日和となっていた。
チェルシーはここ数年、低迷しているとはいえ、ビッグクラブであることに変わりはない。一方のブレントフォードは、リーグ戦3連敗中だ。ウェスト・ロンドンダービーなのだから、互いにどんな戦いを見せるのか興味深かった。
私はブレントフォードのエース、アイバン・トニーとチェルシーのFWニコラス・ジャクソンの2人のストライカーに注目していた。
すると35分にそのジャクソンがマロ・ギュストのクロスを豪快にヘッド叩き込んでチェルシーに先制点をもたらした。
しかしブレントフォードは50分に同点ゴールを奪うと、69分にはヨアンヌ・ウィザが見事なバイシクルショットを叩き込み、勝ち越しに成功する。
その後チェルシーは、83分にアクセル・ディサシが意地の同点弾をゲット。試合は2-2のドローに終わった。
【動画】ブレントフォード対チェルシーのハイライト
ピッチとスタンドの距離が近く、エキサイティングなプレーも多かったので、とても見応えのある試合だった。ブレントフォードは通常アンダードッグなので、チームが好調だとファンはさらに興奮する。チェルシー戦の観客数は1万7140人で、スタジアムはそれほど大きくないので、とてもアットホームな雰囲気に包まれていた。
また、スタジアムには、来季のシーズンチケットの販売を伝える看板があった。今回のようにこれほどエキサイティングな試合をしていれば、多くのブレントフォードファンがチケットを更新するに違いない。
チェルシー相手に互角の戦いを演じ、ファンは試合後も興奮に満ちていた。数年前ならこうはいかなかっただろう。チェルシーが圧勝していたはずだ。チェルシーが凋落しているのか、ブレントフォードの好調ぶりを示しているのかは分からない。
もし機会があれば、ブレントフォードの試合を観戦しに行ってみてほしい。ロンドンにあるのでアクセスは良いし、小さなスタジアムだが雰囲気は最高だ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
【記事】「エンドウの影響力は疑いようがない」なぜ遠藤航を外せないのか。地元メディアが力説!「当初は嘆いていた批評家たちを黙らせ、重要な歯車となった」
また、スタジアムには、来季のシーズンチケットの販売を伝える看板があった。今回のようにこれほどエキサイティングな試合をしていれば、多くのブレントフォードファンがチケットを更新するに違いない。
チェルシー相手に互角の戦いを演じ、ファンは試合後も興奮に満ちていた。数年前ならこうはいかなかっただろう。チェルシーが圧勝していたはずだ。チェルシーが凋落しているのか、ブレントフォードの好調ぶりを示しているのかは分からない。
もし機会があれば、ブレントフォードの試合を観戦しに行ってみてほしい。ロンドンにあるのでアクセスは良いし、小さなスタジアムだが雰囲気は最高だ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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