【J2採点&寸評】C大阪×金沢|フィジカルに難点抱えたC大阪は5連勝ならず。殊勲弾の金沢・山藤をMOMに選出。

2016年03月27日 サッカーダイジェスト編集部

C大阪――大熊監督のマネジメントが問われた一戦となったが…。

【警告】C大阪=杉本(18分) 金沢=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山藤健太(金沢)

【チーム採点・寸評】
C大阪 6
早い時間帯に先手を取りながら、相手を捕まえきれず、守勢に回る。追い付かれながら後半リードを奪ったが、土壇場のPKで勝点2を失う。
 
金沢 6
布陣変更など、この試合に向けた戦術、対策がはまってはいたが、2度リードを許した守備は課題続き。それでも、終了間際に追いついて勝点1獲得。
 
【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン  
CKとPKからの2失点は、GKとしては防ぐのが難しいものであり、全体的には代表戦から帰国後中1日でも、好パフォーマンスを継続していた。
 
DF
3 茂庭照幸 5.5(80分OUT)             
相手の圧力を跳ね返すのに苦労していた部分もあったが、要所では好カバーを見せていた。ただ、後半途中に負傷を訴えて交代することに。
 
14 丸橋祐介 6
ブルーノ・メネゲウとの左サイドの関係は試合ごとによくなっており、相手の脅威に。金沢の馬渡にもあまり仕事をさせなかった。
 
15 松田 陸 5.5
守備では疲労などの影響もあってか力強さに欠けた部分もあり、特に前半は押し込まれた。ただ、攻撃ではクロスなどで圧力をかけていた。
 
23 山下達也 5.5
今週のトレーニングをまともにこなせなかったことが、そのままパフォーマンスにも表われ、本調子とは程遠い内容に。相手を跳ね返しきれず。
 
MF
6 ソウザ 6
中央では相手に縦パスを通される場面も少なくなかったが、持ち前のポジショニングでカバー。終盤まで豊富に上下動して攻撃にも参加。
 
10 ブルーノ・メネゲウ 6
試合開始直後に鋭い飛び出しから今季初得点を記録。その後も攻守にハードワークを惜しまず、チームを活性化していた。
 
24 山村和也 6
機を見て上げた好クロスから先制点を演出。その後は相手の圧力の前に攻守のバランスを取るのに苦しむも、豊富に動き回っていた。
 
FW
8 柿谷曜一朗 6
前半こそ相手のハードプレスの前に苦しめられたが、後半はきっちり修正。得点こそなかったが、前線の核として高い技術を示し続けた。
 
9 杉本健勇 6(67分OUT)
序盤の警告はもったいないもの。前半は守備に追われた部分もあったが、後半、閉塞感が漂うなか、渾身の一撃で今季初得点。チームを活気づけた。
 
11 リカルド・サントス 6(83分OUT)
後方からの激しいマークを受け続けるなかでも、身体を張ったキープ、前からのチェイスなど貢献度は高い。あとはゴールだけ。
 
交代出場
MF
7 関口訓充 5.5(67分IN)
攻守に労を惜しまず、チームの苦しいところでも相手にプレッシャーをかけて好守も見せたが、土壇場で悔しいPK献上に泣く。
 
DF
22 中澤聡太 -(80分IN)
茂庭の負傷交代を受けてピッチに入るも、高さ勝負こそ競り勝っていたが、後追いでの守備の時には出遅れ、最後を締めくくりきれず。
 
FW
29 澤上竜二 -(83分IN)
前線から追いかけ回し、フィジカルの強さも生かしてプレーしたが、今回もシュートを打ちきれず。出番が増えてきたなか、結果を出したい。
 
監督
大熊 清 5.5
今週のトレーニングでインフルエンザでの離脱者が続くなど、マネジメントに腐心。また、負傷交代が続き、戦術的な変化を加えきれなかった。
 

次ページ金沢――C大阪対策が奏功。土壇場の見事な粘りも高評価。

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