「こんなに長く一緒にいることはないよ」モンテディオ山形の渡邉晋監督が長期キャンプのメリットとデメリットに言及

2024年02月22日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「完全にリラックスできているかと言えば」

山形で在任2年目の渡邉監督。キャンプ中はスケジューリング的な部分で工夫しているという。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 雪国の宿命か、モンテディオ山形は1月16日から静岡県で、1月28日から鹿児島県で、2月12日から千葉県でキャンプをやり、さらに開幕3試合は全てアウェーゲームと長期間ホームから離れることを余儀なくされている。

 そうした背景を踏まえ、山形を率いる渡邉晋監督は長期キャンプのメリットとデメリットをどう捉えているのか。

「自宅を離れて1か月以上、言ったら不規則な生活リズムを続けると何らかのストレスがあるのは間違いない。なるべくそこを緩和できるように、ここまでのスケジューリングという部分では工夫してきたつもりです。

ただ、ホテルから練習場、試合会場というイレギュラーな状態がしばらく続くので彼らが完全にリラックスできているかと言えば難しいと思います」
 
 そのうえで、選手に伝えたことがあるという。

「これは雪国の宿命かもしれないけど、こんなに長く一緒にいることってないよ、と。練習だけでなく、食事、お風呂の時間も含め、こんなに話せる機会があることはメリットでしかないよ、と。だから、そこは自分たちの強みに変えていかないといけないという話はしました」

 長く一緒にいることで養う団結力。それを千葉とのリーグ開幕戦で見せつけてほしい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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