一昨季、昨季はプレーオフ敗退。モンテディオ山形に”あと一歩足りない部分”とは? キャプテンの南秀仁が回答

2024年02月21日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

詰めの甘さを改善する意味でも…

守備面での進化を示すうえでボランチ南の活躍は不可欠だろう。写真:サッカーダイジェスト

 2024年シーズンの戦いに臨むモンテディオ山形の目標は「J2優勝」と明確だ。いずれも昇格プレーオフで敗退した一昨季と昨季はあと一歩のところでJ1への道が絶たれた。その経験を踏まえて、山形が足りなかった部分をキャプテンの南秀仁は次のように捉えている。

「昨季の結果を振り返ると、勝利数は上位陣とあまり変わらない。一方で負け数が多いので、そこが自分たちの隙なのかなと。詰めの甘さを感じたので、そこを改善する意味でも失点を減らしたいです。僕自身だけでなく、チームもそう感じていたので、今季は守備面で意思統一していきたいです」

 南曰く「今季はチーム立ち上げからここまで良い練習ができている」。課題の守備についても、「自分たちが取り組もうとしているものが練習やトレーニングマッチですごく手応えを感じている」そうだ。
 
 取り組もうとしているのは具体的に何か。

「昨季は上位陣との対戦でペナルティエリアに進入される回数が多かったので、そこを意識して自陣のペナルティエリアに入れないための練習をしています。ペナルティエリアに入れなければ失点を減らせるはずなので」

 千葉とのリーグ開幕戦、山形は守備面での進化を見せられるか。ボランチを担う南は間違いなくキーマンのひとりになる。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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