「自分もやらないと、代表に残っていけない」18歳MF谷川萌々子がなでしこJで生き残るために心掛けているのは?「感じたのはヤマさんの…」

2024年02月15日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

国内合宿3日目はハードなメニューに

18歳のMF谷川が代表への想いを語った。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

「だいぶ落ち着いてきました」

 18歳のボランチは、A代表の活動にも徐々に慣れてきた様子だ。

 なでしこジャパンは2月15日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦に向けた国内合宿3日目を迎えた。

 比較的、軽いメニューで汗を流したここまでの2日間と違い、今回は攻守が激しく何度も入れ替わる1対1やミニゲームなど、ハードなトレーニングを実施。なかにはひざに手をつき、苦しい表情を浮かべる選手も見られた。

 MF谷川萌々子は、「今日は特に強度の高い練習をした。徐々に大会に向けて、試合に向けて良い準備ができているんじゃないかなと思います」と手応えを示す。

 谷川は昨年11月に行なわれた国際親善試合のブラジル戦で初キャップ。まだ経験が浅いからこそ、今回の合宿では積極的に周囲の選手とコミュニケーションを取り、先輩方の良い部分を"吸収"しようと必死だ。
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「周りには経験が豊富な選手たちばかりなので、そういった選手たちをよく観察したり、話しをしたりして、日々たくさんのことを学んでいます」

 なかでも、国際Aマッチ65試合に出場しているベテランGK山下杏也加の練習に臨む姿勢に刺激を受けたという。

「感じたのはヤマさんのトレーニング前の準備。すごく(身体の)ケアをしていて、筋トレもしていた。自分もそうやってやらないと、代表に残っていけないと強く感じています」

 谷川はパリ五輪に向けた熾烈なメンバー争いを勝ち抜くため、常に危機感を持ちながら、自分にできることに全力で取り組んでいる。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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