３大会ぶりのアジアカップ制覇を狙う日本のライバルとなる韓国代表は１月15日、グループステージ初戦でバーレーンと対戦。３－１で勝利を飾った。

　序盤から苦戦を強いられた韓国は、39分にようやく先制ゴールを奪ったものの、51分に同点に追いつかれる。ただ、56分と68分に"至宝"イ・ガンインがネットを揺らし、白星発進を飾った。

　現地カタールで取材をしている韓国のベテラン記者、ホン・ジェミン氏に率直な感想を訊くと、「厳しい戦いになるのは予想されていました」との見解。その理由は「選手たちのコンディションがまだ上がっていない。全体的に見て70パーセントぐらい」だからだという。

【動画】バーレーンに苦戦の韓国代表を救った"至宝"イ・ガンインの圧巻２発

　中国人レフェリーへの判定にも不満があるようで、「３－１で勝ったチームがイエローカード５枚、負けたチームが２枚というのは、ありえないですよね（苦笑）」と嘆いていた。

　また、64年ぶりの優勝へのプレッシャーからか、選手たちがややナーバスになっている面があるという。大黒柱のソン・フンミンもストレスを抱えながらプレーしているのは明らかだった。

　それでも、個の力を見せつけて２点差の勝利。日本にとって、やはり最大の難敵となるのは間違いない。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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