【J1展望】1stステージ・3節|FC東京-神戸|リーグ2連勝への切り札となるのは“どっちの小川”か。前回の対戦でハットトリックを成し遂げた前田にとって、神戸は験の良い相手?

2016年03月11日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京――左SBの小川は太田直伝のクロスでゴールを演出できるか。

故障者/FC東京=石川、駒野、ハ・デソン、室屋 神戸=山口、伊野波
出場停止/FC東京=なし 神戸=なし

J1リーグ1stステージ・3節
FC東京-ヴィッセル神戸
3月11日(金)/19:00/味の素スタジアム

FC東京
1stステージ成績(2節終了時):8位 勝点3 1勝0分1敗 2得点・2失点

【最新チーム事情】
●国内代表合宿で米本、森重が負傷離脱。しかし、これはリーグ戦を見据えてのもので神戸戦出場には問題ない。
●公式戦2戦連続先発中の左SB・小川は今節も先発濃厚。
●法大のDF山田と中大のFW矢島がJFA・Jリーグ特別指定選手として加入。

【担当記者の視点】
 3月1日のビン・ズオン戦(ACLグループリーグ2節)に続き、同6日の仙台戦(J1・1stステージ2節)にも勝利。公式戦での星を2勝2敗の五分に戻し、城福監督もホッとひと息といったところか。

 直近の2試合で際立ったのは、プロ2年目で左SBの小川。駒野、室屋などの負傷離脱を受け、先発したビン・ズオン戦でCKから1アシストをマークすると、仙台戦でもセットプレーから同点ゴールに絡むなど、台頭しつつある。太田直伝の左足クロスが神戸戦でゴールにつながるかはひとつの見どころになるだろう。

 懸念されるのは、米本と森重のコンディション。国内の代表合宿では大事を取ったが、神戸戦までにどこまで回復できるか。中盤と最終ラインの要が揃って精彩を欠くような事態になると、厳しい戦いを強いられるかもしれない。

 CBの森重やボランチの米本に頼らない戦い方という意味では、それぞれ相棒を務める丸山、橋本のパフォーマンスも鍵を握ることになりそうだ。いずれにしても、仙台戦のように複数人が連動する攻撃でゴールを奪う展開に持ち込めれば、良い流れに乗れるだろう。昨年9月の神戸戦でハットトリックを成し遂げた前田にとっては、験のいい相手か。

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