「通すだけだった。股を開かせるという感じ」浦和移籍後初ゴールの中島翔哉、巧みな逆足弾も「普通だと思います」

2023年12月04日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

左足の不調も明かす

17年以来のJでのゴールを決めた中島。写真:永島裕基

[J1第34節]札幌 0-2 浦和/12月3日/札幌ドーム

 浦和レッズは、12月3日にJ1第34節で北海道コンサドーレ札幌と敵地で対戦し、2-0で快勝。この一戦で勝利に大きく近づく2点目をゲットしたのが中島翔哉だ。

 1-0で迎えた72分、アレクサンダー・ショルツのロングボールを、ホセ・カンテが頭で落とすと、中島が反応。札幌の馬場晴也に背後からマークされるなかで収めると、鋭いターンから左足を一閃。馬場の股を抜くシュートを、ゴール右隅に決めてみせた。

 7月に浦和に加入した中島にとって、これが待望の移籍後初ゴール。Jリーグでは2017年以来となる得点を、浦和の10番はこう振り返る。

「ホセが後ろにそらすのは分かっていて、たまたま僕のところに来て、足もとでコントロールできた。(相手の)股を通すだけだったので、見ながら、股を開かせるという感じです」
【動画】「浮き球を収めて股抜き弾」レッズ中島翔哉の加入後初ゴール!
 そして「あの瞬間は、いちいちそんなことは考えていないです。後から説明すると、そんな感じです」と補足。報道陣から称賛されても「普通だと思います」と述べる。

 逆足で決めたゴールだったが、長い間、左足は本調子ではなかったという。

「左足は(9月の)ガンバ戦で痛めて、しばらく最近まで左足でシュートを打てなかったんですけど、やっと調子が良くなってきたので、そういう怖さを出せた。メディカルのスタッフにも感謝したいです」

 今季はリーグ戦で6試合・1得点に終わった。結果には満足していないという中島。トップ下での起用がメインだったが、今後は「ドリブルもどんどん出していきたい。監督が決めるので、言われたところで」と殊勝に語った。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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