「久保がスペシャルな仕事をした」シリア戦の先制弾は森保ジャパンの進化の証【熟練記者の視点】

2023年11月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

シリアの上を行った日本

シリア戦で見事な先制弾を決めた久保。写真:Getty Images

「カタール・ワールドカップ後、日本代表の選手たちのシュート力は上がっている」

【動画】熟練記者が語る「シリア戦総括」

 そう言ったのは、熟練記者の河治良幸氏だ。

「ミャンマー戦の鎌田選手のミドルといい、シリア戦の久保選手の先制弾といい、ああいうのを決められる。シリア戦で森保監督がミドルシュートが鍵を握ると言っていて、それを応える形で久保選手がスペシャルな仕事をしました」

 例えばシリア戦、先制されるまでシリアの守備は決して悪くなかった。中央のエリアをしっかりと固め、ゴール前に蹴り込まれたボールを弾き返した印象があった。
 
 しかし、そんなシリアの上を日本は行った。ゴール前の守りを固めるなら、ミドルを狙う。それをシリア戦では久保がいとも簡単にやってのけた。このあたりが、森保ジャパンの進化の証と言える。

 カタール・ワールドカップ後の8試合で、日本代表は計34得点。攻撃パターンが増えている現状から察すれば、確かに「シュート力は上がっている」。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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