しゃぶしゃぶに舌鼓。英気を養う
3戦連発・4得点の高岡。スペイン戦でも勝利に導くゴールを決めたい。写真:佐藤博之
何度も阻まれてきたラウンド16の壁を超えるべく、U-17日本代表が難敵に挑む。
日本サッカー界にとって、世界8強入りはカテゴリーを問わずにひとつの目標になってきた。A代表は過去7度のワールドカップ出場で、一度もその舞台に立てていない。アンダー世代でもU-20W杯で8強に入ったのは2回だけだ(前身のワールドユースを含む)。
目の前に立ちはだかる"壁"は、U-17世代でも同じだ。過去2度、ベスト8入りを果たしているが、16チームで争われていた1993年大会は自国開催のアドバンテージを活かしてグループステージを突破しながら、準々決勝で敗退。2011年大会は現行の24チームで争われ、ノックアウトステージではニュージーランドに6−0で勝利して8強まで勝ち上がった。
しかし、以降は一度も8強入りができておらず、森山佳郎監督体制でも過去2度の挑戦はすべてラウンド16で姿を消している。
MF久保建英(レアル・ソシエダ)らが挑んだ2017年大会、GK鈴木艶彩(シント=トロイデン)が出場した2019年大会も、あと一歩のところで手が届かなかった。
現在A代表で活躍している選手たちにとって、ラウンド16で敗れた経験は強烈な記憶として残っている。「帰った後もラウンド16で敗れた悔しさは頭に残っていた」。現在はU-22日本代表で活躍するDF鈴木海音(磐田)が話す通り、その敗戦があったからこそ"今がある"。
そう言えるのは間違いないが、U-17世代で新たな景色を見られれば、成長スピードはさらに加速していくのもまた事実。
日本サッカー界にとって、世界8強入りはカテゴリーを問わずにひとつの目標になってきた。A代表は過去7度のワールドカップ出場で、一度もその舞台に立てていない。アンダー世代でもU-20W杯で8強に入ったのは2回だけだ(前身のワールドユースを含む)。
目の前に立ちはだかる"壁"は、U-17世代でも同じだ。過去2度、ベスト8入りを果たしているが、16チームで争われていた1993年大会は自国開催のアドバンテージを活かしてグループステージを突破しながら、準々決勝で敗退。2011年大会は現行の24チームで争われ、ノックアウトステージではニュージーランドに6−0で勝利して8強まで勝ち上がった。
しかし、以降は一度も8強入りができておらず、森山佳郎監督体制でも過去2度の挑戦はすべてラウンド16で姿を消している。
MF久保建英(レアル・ソシエダ)らが挑んだ2017年大会、GK鈴木艶彩(シント=トロイデン)が出場した2019年大会も、あと一歩のところで手が届かなかった。
現在A代表で活躍している選手たちにとって、ラウンド16で敗れた経験は強烈な記憶として残っている。「帰った後もラウンド16で敗れた悔しさは頭に残っていた」。現在はU-22日本代表で活躍するDF鈴木海音(磐田)が話す通り、その敗戦があったからこそ"今がある"。
そう言えるのは間違いないが、U-17世代で新たな景色を見られれば、成長スピードはさらに加速していくのもまた事実。
「この大会中も三者三様で、まったく違うキャラクターの相手と戦えた。(いろんなことを)体感したと思うし、すごく成長する3試合だった」(森山監督)
ポーランド(1-0)、アルゼンチン(1-3)、セネガル(2-0)と戦ったグループステージで多くのことを学んだ。戦術理解度が高いポーランド、肉を切らせて骨を断つような戦いをしてきたアルゼンチン、身体能力に恵まれたセネガル。様々なタイプの相手と戦って対応する力を高めてきた。強豪国が同居した"死の組"で戦い、ラウンド16でスペインと戦う権利を掴んだ。
現状でU-17日本代表の状態は悪くない。総力戦で戦ったグループステージで負ったダメージはもちろんあるし、中2日で続く連戦は予想以上に負担になっている。しかも、日本は17日にセネガル戦を終え、18日に一度ジャカルタに移動して、試合前日の19日午後に決戦の地スラカルタに入った。肉体的にもちろんしんどいが、精神面は充実している。
「まだ僕らは若い。キツいというより楽しいが勝っていて、疲労なんて忘れている」(FW高岡伶颯)
「余裕ですよ。チームでやっている夏の遠征に比べれば全然(笑)」(MF吉永夢希)
強豪国と戦えるモチベーションは何よりのエネルギー。セネガル戦翌日の18日には宿泊先のホテルで日本人シェフが作ってくれたしゃぶしゃぶに舌鼓を打ち、英気を養ったことも含めて、フレッシュな気持ちでスペイン戦に挑めるのは間違いない。
【PHOTO】高岡伶颯が3試合4得点の大活躍で決勝T進出!U-17ワールドカップに挑む若き日本代表の熱い戦いを厳選ショットで一挙紹介!
ポーランド(1-0)、アルゼンチン(1-3)、セネガル(2-0)と戦ったグループステージで多くのことを学んだ。戦術理解度が高いポーランド、肉を切らせて骨を断つような戦いをしてきたアルゼンチン、身体能力に恵まれたセネガル。様々なタイプの相手と戦って対応する力を高めてきた。強豪国が同居した"死の組"で戦い、ラウンド16でスペインと戦う権利を掴んだ。
現状でU-17日本代表の状態は悪くない。総力戦で戦ったグループステージで負ったダメージはもちろんあるし、中2日で続く連戦は予想以上に負担になっている。しかも、日本は17日にセネガル戦を終え、18日に一度ジャカルタに移動して、試合前日の19日午後に決戦の地スラカルタに入った。肉体的にもちろんしんどいが、精神面は充実している。
「まだ僕らは若い。キツいというより楽しいが勝っていて、疲労なんて忘れている」(FW高岡伶颯)
「余裕ですよ。チームでやっている夏の遠征に比べれば全然(笑)」(MF吉永夢希)
強豪国と戦えるモチベーションは何よりのエネルギー。セネガル戦翌日の18日には宿泊先のホテルで日本人シェフが作ってくれたしゃぶしゃぶに舌鼓を打ち、英気を養ったことも含めて、フレッシュな気持ちでスペイン戦に挑めるのは間違いない。
【PHOTO】高岡伶颯が3試合4得点の大活躍で決勝T進出!U-17ワールドカップに挑む若き日本代表の熱い戦いを厳選ショットで一挙紹介!