菅原とのエアバトルに完勝
AZ戦は途中出場の上田。献身的なプレーでチームの勝利に貢献した。(C)Getty Images
現地11月12日、フェイエノールトが1-0でリードしたホームのAZ戦、66分。エースストライカーのサンティアゴ・ヒメネスに代わり、日本代表CF上田綺世がピッチに入ると、ゴール裏のサポーター『ヘット・レヒユン』が新たなチャントと日の丸で25歳の背番号9を迎え入れた。試合はそのままスコアが動くことなく、フェイエノールトの勝利に終わった。
今夏、大いなる期待とともにサークル・ブルージュ(ベルギー)からフェイエノールトにやってきた上田だが、オランダリーグ13節を終えた時点で9試合、計180分間出場(1試合平均20分間)1ゴールにとどまっている。
ヒメネスは13ゴール・3アシストというスタッツを残しており、アルネ・スロット監督は、ゴールを決めるまで交代を待ったりするなど、メキシコ人ストライカーにかなり気を使った采配をしている。
それでも、上田はアトレティコ・マドリー戦で敵のオウンゴールを誘発したシュートや、ラツィオ戦での終了間際の高い打点のヘディングシュートなど、CLの舞台でポテンシャルの高さを示している。
この日本人ストライカーには何かドデカイことをしそうな雰囲気が漂っているのだ。上田への新チャントのお披露目は、そんな期待の表れだろう。
AZ戦の上田は2度、観客をどよめかせた。タッチライン際でAZの右SB菅原由勢とのエアバトルに完勝した時は小さなどよめきが、CBリシェドリー・バズールとの制空権争いに勝った時には大きなどよめきが起こった。
今夏、大いなる期待とともにサークル・ブルージュ(ベルギー)からフェイエノールトにやってきた上田だが、オランダリーグ13節を終えた時点で9試合、計180分間出場(1試合平均20分間)1ゴールにとどまっている。
ヒメネスは13ゴール・3アシストというスタッツを残しており、アルネ・スロット監督は、ゴールを決めるまで交代を待ったりするなど、メキシコ人ストライカーにかなり気を使った采配をしている。
それでも、上田はアトレティコ・マドリー戦で敵のオウンゴールを誘発したシュートや、ラツィオ戦での終了間際の高い打点のヘディングシュートなど、CLの舞台でポテンシャルの高さを示している。
この日本人ストライカーには何かドデカイことをしそうな雰囲気が漂っているのだ。上田への新チャントのお披露目は、そんな期待の表れだろう。
AZ戦の上田は2度、観客をどよめかせた。タッチライン際でAZの右SB菅原由勢とのエアバトルに完勝した時は小さなどよめきが、CBリシェドリー・バズールとの制空権争いに勝った時には大きなどよめきが起こった。
高い身体能力を持つ上田をAZは警戒した。上田が遠くゴールから離れたところで前進し始めても、AZはかなり激しいファールで止めていた。88分、巨漢CB ブルーノ・マルティンス・インディが背後から上田に覆いかぶさった時には、かなり身体を痛めつけられた。
「(ベンチから試合を見ていて)そうとう硬い試合だったし、タフだし、強度も高くてなかなかお互いにゴールに迫れない状況が続いていた。しかも1-0で勝っている終盤(での出場)となると、押し込まれる時間になるかなと想像していた。そのなかでクリアボールだったり、プレッシャーをかけたりするところで"献身的にプレーできたらいい"ということと、どこかで"自分の武器を出せたらいい"というイメージがありました」
ストライカーとして当然のことながら、上田は意欲的にゴール前に顔を出し続けた。しかし、CBルトスハレル・ヘールトライダはサイドへのパスを選び、FWアリレザ・ジャハンバフシュは上田の裏にクロスを蹴り、MFカルフィン・ステンフスは自らシュートを撃ちに行った。
もっとも、両手を広げたりしてボールを呼んでも来ず悔しがったのは、このチームで上田だけではなかった。それはフェイエノールトが5人前後の選手がペナルティエリアに入り込み、相手ゴールを積極的に仕留めにかかっていることと関連している。
「あそこ(スコアリングポジション)に人数をかけられるのがフェイエノールトの良さだと思うし、パスコースがいっぱいあるのも良いこと。そのなかで自分がパスの受け手として選ばれないといけない。(ステンフスがシュートを撃った)あのシーンもいろいろ工夫しなきゃいけない。そこを少しずつ噛み合わせていけたら(受け手になれる)。
今、『(受け手として)選んでもらう』という言い方をしましたが、手を広げて身体を大きく見せる、(味方の)視野に入れることも一つの方法かもしれない。外国人の選手の中には、奇声を発しながら走る選手もいるんです。自分が受けるためにする努力はいくらでもあります」
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「(ベンチから試合を見ていて)そうとう硬い試合だったし、タフだし、強度も高くてなかなかお互いにゴールに迫れない状況が続いていた。しかも1-0で勝っている終盤(での出場)となると、押し込まれる時間になるかなと想像していた。そのなかでクリアボールだったり、プレッシャーをかけたりするところで"献身的にプレーできたらいい"ということと、どこかで"自分の武器を出せたらいい"というイメージがありました」
ストライカーとして当然のことながら、上田は意欲的にゴール前に顔を出し続けた。しかし、CBルトスハレル・ヘールトライダはサイドへのパスを選び、FWアリレザ・ジャハンバフシュは上田の裏にクロスを蹴り、MFカルフィン・ステンフスは自らシュートを撃ちに行った。
もっとも、両手を広げたりしてボールを呼んでも来ず悔しがったのは、このチームで上田だけではなかった。それはフェイエノールトが5人前後の選手がペナルティエリアに入り込み、相手ゴールを積極的に仕留めにかかっていることと関連している。
「あそこ(スコアリングポジション)に人数をかけられるのがフェイエノールトの良さだと思うし、パスコースがいっぱいあるのも良いこと。そのなかで自分がパスの受け手として選ばれないといけない。(ステンフスがシュートを撃った)あのシーンもいろいろ工夫しなきゃいけない。そこを少しずつ噛み合わせていけたら(受け手になれる)。
今、『(受け手として)選んでもらう』という言い方をしましたが、手を広げて身体を大きく見せる、(味方の)視野に入れることも一つの方法かもしれない。外国人の選手の中には、奇声を発しながら走る選手もいるんです。自分が受けるためにする努力はいくらでもあります」
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