【J1採点&寸評】横浜×仙台|三田の1点を守り切った仙台が完封勝利。横浜は終盤の猛攻が実らず…

2016年02月27日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

横浜――攻撃陣が不発。中村の代役・天野も“違い”を作れなかった。

【警告】横浜=下平(78分) 仙台=三田(13分)
【退場】なし【MAN OF THE MATCH】三田啓貴(仙台)

【チーム採点・寸評】
横浜 5
リードを奪われた前半は、ほとんど見せ場はなし。仙台の堅守に歯が立たなかった。後半はスタートから一気にギアを上げて攻め立てたが、フィニッシュワークの精度が足りず、痛恨の完敗負けを喫した。
 
仙台 6
出足の鋭い守備が機能し、序盤は主導権を握る展開。三田の先制弾後もゲームを優位に進めた。押し込まれた後半もチーム全体で身体を張り、ゴールを死守。敵地での開幕戦勝利を飾った。

【マッチレポート】 横浜 0-1 仙台

【PHOTOハイライト】1stステージ・1節 横浜×仙台
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
三田のシュートに懸命なセービングも届かず。失点以外は大きな問題がなかっただけに、悔しい結果に。
 
DF
13 小林祐三 5.5
効果的な縦パスを供給できず、後方から攻め上がっての連動したアタックも見せられなかった。クロスの質を高めたい。
 
22 中澤佑二 6
1対1の強さは相変わらず。ロスタイムには決定的なシュートを放ったが、六反のビッグセーブに阻まれた。
 
5 ファビオ 5.5
34分の思い切ったミドルシュートは決まらず。守備でもアグレッシブさを発揮したが、勝利には導けなかった。
 
23 下平 匠 5
攻守両面で目立った働きはなし。仙台の連動性ある攻撃に手を焼き、侵入してくる相手を捕まえ切れなかった。
 
MF
28 喜田拓也 5
前半の苦しい時間帯にチームを立て直すことができず。悪い流れに飲まれたまま、相手を勢いづかせてしまった。
 
6 三門雄大 5(78分OUT      )
前半はボールを追いかけてばかりで存在感を示せなかった。後半はやや息を吹き返したが、戦況を大きく変えるまでには至らず。
 
7 兵藤慎剛 5(61分OUT)
頻繁に攻守に顔を出すなど、試合の入り方は悪くなかった。ただ、徐々にトーンダウン。消える時間帯も少なくなかった。
 
29 天野 純 5(61分OUT)
中村の体調不良により、トップ下で先発。"違い"を作ろうとする意志は見てとれたが、実際のプレーでは表現できなかった。
 
11 齋藤 学 5.5
積極的に仕掛ける姿勢を最後まで貫き、主導権を握った後半は攻撃の中心としてチームをけん引したが、結果を残せなかった。
 
FW
16 伊藤 翔 5.5
思うようなパスが届かず、良い形でシュートを打てなかった。富樫との2トップも連係不足で脅威を与えられず。
 
交代出場
MF
19 仲川輝人 5(61分IN)
右MFで起用される。スピードを活かしてゴールを目指したが、仙台守備陣の強固な壁を崩すことはできなかった。
 
FW
17 富樫敬真 5(61分IN)
伊藤と2トップを組んだが、迫力不足は否めず。クロスが入っても合わせられず、期待に応えられなかった。
 
MF
8 中町公祐 -(78分IN)
限られた時間のなか、プレーに絡む回数が多く、チームを前向きにさせたが、攻撃に厚みをもたらせなかった。
 
監督
エリク・モンバエルツ 4.5
後半は2枚同時に攻撃のカードを切り、相手陣内でのプレータイムを増やしたが、あと一押しが足りず、昨季に続き開幕戦で勝利を得られず。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ仙台――2トップは及第点以下も、中盤と最終ラインの奮闘が光る。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事