プレミア初黒星のアーセナル、冨安健洋が先発すべきでない? リバプールOBが見解「ジンチェンコがいると…」

2023年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地メディア「トミヤスの方が守備での安定をもたらす」

先発したニューカッスル戦では攻撃面で課題を残した冨安。(C)Getty Images

 アーセナルのミケル・アルテタ監督が左SBに起用すべきは、冨安健洋とオレクサンドル・ジンチェンコのどちらなのだろうか。

 冨安は直近の試合でジンチェンコに代わる左SBとしてプレーし、その安定した守備力で高い評価を受けている。一方で、攻撃面に関してはジンチェンコに分があるとの見方は周知のとおりだ。

 アルテタ監督は11月4日のプレミアリーグ第11節ニューカッスル戦で、冨安をリーグ戦では9試合ぶりとなるスタメンに起用。物議を醸したゴールでビハインドを負うと、73分にジンチェンコを投入し、日本代表DFを右SBに移したが、チームは追いつくに至らず、今季初黒星を喫した。

『THE BOOT ROOM』によると、かつてリバプールでプレーした元イングランド代表のスティーブン・ウォーノック氏は、英衛星放送『Sky Sports』で「ジンチェンコが先発でなかった理由は非常に興味深いと思う」と話している。ウクライナ代表をスタメン起用すべきだったと考えているようだ。

「ジョルジーニョがいて、左SBの位置までカバーするだけのスピードがないことの影響だろうか。ジンチェンコがいると、彼が中盤でボールを支配し、ボールに対して非常に勇敢で、そこからプレーのペースをつかむんだ」

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 コメントを伝えたTHE BOOT ROOMは、「トミヤスの方が守備での安定をアーセナルにもたらす。難しいニューカッスルとのアウェーゲームに向けて、アルテタが高く優先していたことだ」と報じた。

「それでも、アーセナルはジンチェンコが出ているときの方がボールの動きがスムーズに見える。ニューカッスル戦で足りなかったことだ」

守備を重視するなら冨安、攻撃面で生かすならジンチェンコという見方は少なくない。アーセナルは8日にチャンピオンズ・リーグでセビージャと、11日にリーグ次節でバーンリーと対戦。アルテタは、どのようなメンバー構成で臨むだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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