「日本は今、アジアの中でトップ。すごく強い」豪州代表デュークが語る森保ジャパン。リベンジにメラメラ「最終予選の借りを返したい」

2023年11月02日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

イングランド相手に、デュエルで互角以上に渡り合う

イングランド戦で攻守に奮闘したデューク。惜しくも得点はならなかったが、際どいシュートも放った。(C)Getty Images

 FC町田ゼルビアにとって悲願のJ2初優勝が、10月28日に決定。青森山田高を高校サッカー界屈指の名門に育て上げた黒田剛監督の就任初年度で最高の結果を出し、来季はクラブ史上初めてJ1で戦うことになった。

 今回、大躍進を果たした町田で32試合・8得点(40節終了時)をマークし、攻撃の柱として活躍したFWミッチェル・デュークへのインタビューを実施。前編では、自身の今季のプレーやベストゴール、ホーム最終戦のツエーゲン金沢戦(1-0)に向けた意気込みを語ってもらった。

 後編では、母国であるオーストラリアの代表チームでの活動や、来季に向けた決意を訊いた。

――◆――◆――

 デュークは、2022年のカタール・ワールドカップで、豪州代表の全4試合に出場。グループステージのチュニジア戦ではヘッドで決勝弾を挙げ、1-0の勝利に導いた。決勝トーナメントのラウンド16では優勝したアルゼンチンに1-2で惜敗したものの、ベスト16進出を牽引した。

 その後も、代表選出が続いている31歳は、10月13日に行なわれた国際親善試合のイングランド代表戦に出場。"聖地"ウェンブリー・スタジアムのピッチに立った。
【PHOTO】ホーム最終戦!野津田の地に、優勝に沸いた町田ゼルビアサポーターの歓声が響き渡る!(PART1)
 186センチのサイズを活かし最前線の基準点となったほか、推進力あるプレーなど随所に持ち味を発揮。相手DFとのマッチアップで優位に立つシーンも目立ち、22分には際どいボレーシュートも放った。試合は0-1で敗れたが、デューク自身は大いに存在感を示した。

――オーストラリア代表でも活躍されていますね。

 現在のオーストラリア代表では、なかなか私と似たタイプの選手がいません。だから、町田でやっているようなプレーを、しっかりやっています。プレスをかけに行く、走る、 チャンスメイクする。代表に適任者が私だけということもあり、その役割を担っています。

――イングランド戦の感想は?

 デュエルでは多分、両チーム合わせても上位だったのかなと思います。あるデータでは、スタッツでトップでしたよ。

 プレミアリーグでプレーする身体の強い選手に対して通用したのは、自信になりましたし、とても良い経験になりました。試合を通して、良いプレーを見せることができました。残念ながら負けてしまいましたが、内容では良いゲームでしたね。
 

次ページ「町田はJ1でも通用するはず」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事