J1昇格を争っているチームなのか。そう批判されても仕方がない熊本戦の黒星を受け、権田修一が目を向ける「最後の試練」【清水】

2023年10月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

最終節に戦う水戸は…

権田が言う「最後の試練」とは? 写真:サッカーダイジェスト

 2023年10月28日、ホームに熊本を迎えた清水は立ち上がりからテンポの良いパスワークで圧倒。主導権を握ると、26分には中山のゴールで先制した。しかし、前半終了間際にセットプレーから追いつかれてしまう。

 前半途中までのパフォーマンスが嘘のように、後半の清水は熊本の守備に手を焼いて攻撃の形を作れずにいると、中盤でのミスから2失点。1-3となって以降もほとんど良い形を作れないまま逆転負けを喫した。この試合を振り返って、GKの権田はこうコメントしている。

「今日は熊本のほうが良いサッカーをしていました。どっちが上位で、どっちが下位なのかなって。僕らはビルドアップで崩すやり方をずっとやってきたのに終盤、パワープレーでこじ開けようとした。そういうところにも力不足を感じます」

 正直、J1昇格を争っているチームなのかと、そう思ってしまうゲームだった。権田もそう感じていたからこそ、警鐘を鳴らす。

「後ろから見ていて熊本の出足は早かったし、ゴール前で身体を張るプレーも僕らよりできていた。そういう強さがなくて清水はJ2に落ちているので」
 
 ただ、「僕たちが強くなれる試練を与えてもらったのはポジティブ」と権田は言う。

「ここで勝ってポンと昇格していたら、来季J1でまた難しいシーズンを送っていたかもしれない。まだ力不足、昇格するには強くならないといけないと、今回の負けをプラスに捉えないと。結局、弱ければ上に上がれないので」

 残り2試合は、ホームの大宮戦とアウェーの水戸戦。

「次は僕たちに負けたら降格が決まるかもしれない大宮との試合で、最終節が水戸戦。難しい相手が続きます。(かつて秋葉氏が監督を務めた)水戸は選手もスタッフも秋葉監督のことを熟知している。最後の試練として、そういうチームに勝たないといけない。上がりたいという気持ちを強く持って戦います」

 熊本戦の黒星を今後にどう繋げるか。そして、「最後の試練」を乗り越えて、J1昇格を掴めるか。まずは次の大宮戦、清水の底力を示したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

2位浮上ならず。3位・磐田対4位・東京Vは1-1ドロー決着、勝点1差で清水を猛追

「どうこう言っている場合じゃない」J2清水、逆転Vならず...J1昇格に向けてラスト2試合、秋葉監督は「死にモノ狂いでやりたい」

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事