「僕の力不足」首位神戸に1-3完敗。鹿島の岩政監督が悔しさあらわに「1年では足りなかった」

2023年10月21日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

今季は神戸にシーズンダブルの黒星

自身の責任だと神戸戦の敗戦を悔やむ岩政監督。写真:滝川敏之

[J1第30節]神戸 3-1 鹿島/10月21日/国立競技場

「上手くいかなかったのは完全に力負けだと思っています」

 鹿島アントラーズの岩政大樹監督は、悔しさをあらわにした。

 鹿島は10月21日、J1リーグ第30節でヴィッセル神戸と対戦。3点を先行され、アディショナルタイムに松村優太のゴールが生まれたものの、1-3で敗れた。

 この結果、数字上は残されていたリーグ優勝の可能性がなくなり、主要タイトルの7年連続国内無冠が確定した。

 4月の神戸との前回対戦では、ホームで1-5の屈辱的な大敗を喫していた。そのリベンジを果たすべく、半年間積み重ねてきたが、白星には手が届かなかった。
【PHOTO】鹿島の出場16選手&監督の採点・寸評。失点につながるクロスを止められなかった広瀬は厳しい評価に。どのポジションでもきっちり仕事をこなした佐野は及第点以上
 指揮官は「当然、上回るために、半年間過ごしてきました。前回対戦時よりはプラスアルファはあったような気がしますが、とはいえ、まだ力の差があったと思います」とコメント。

 今季、注力してきたビルドアップやボールの動かし方など、この試合でも取り組んできたスタイルの片鱗は見えたが、まだ効果的には活用できていなかった。

「難しいし、時間がかかる作業だと思ってます。それをできるだけ早くやりたいと選手たちに伝えていて。ですが、僕の力不足で1年では足りなかった」

 国内最多の20冠に輝く名門復活へ、残り4節で来季につながる戦いを見せられるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「行っちゃうでしょ」内田篤人が噂される久保建英のマドリー復帰に持論!「野球は大谷選手がすごい。レアルなら...」

「重く受け止めている」「本当にマズい」鹿島・鈴木優磨が無冠決定に語った危機感

【PHOTO】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブ"美女チアリーダー"を一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事