「サリバの件は落ち着こう!現代のメディアの問題」元アーセナル主将が過剰評価に意見!より優れたプレミアDFを列挙

2023年10月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「思いつくワールドクラスのDFといえば、この人たちかな」

今やアーセナルに欠かせぬ存在となったサリバ。(C)Getty Images

 チェルシーやアーセナルなどで活躍したウィリアム・ガラス氏が、フランス代表の後輩ウィリアム・サリバ(アーセナル)について語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 サリバは昨夏に、ガラス氏もプレーした母国の名門マルセイユから、アーセナルにレンタルバックすると、主力として快進撃に大きく貢献。飛躍の証明として、2年目を迎えるにあたり、背番号は12から2に昇格した。

 ただ、レ・ブルーで84試合に出場したガラス氏は、トップレベルには達していないと考えているようだ。まだ10キャップで、準優勝したカタール・ワールドカップでも途中出場1試合、27分の出場に留まった後輩に関して、こう呼びかけた。

「ウィリアム・サリバの件は落ち着こう!(過剰な注目は)現代のメディアの問題であり、このような議論は選手のためにならない。そのプレッシャーに耐えられない選手もいる。サリバは好きだし、本当に良い選手だと思うが、私が思うに、世界最高のディフェンダーは、代表チームでプレーし、先発メンバーとして不動の地位を築かなければならない。

 サリバはフランス代表のスタメンではない。そこに名を連ね、クラブレベルと同じようなパフォーマンスを見せるようになれば、世界最高のディフェンダーだと議論できるだろう」
【画像】飛行機内も隣!冨安&サリバの仲良しアーセナルDFコンビ
 46歳の元アーセナル主将はそのうえで、プレミアリーグのより優れたDFとして、チアゴ・シウバ(チェルシー)、ヨシュコ・グバルディオル(マンチェスター・シティ)、ラファエル・ヴァランヌ(マンチェスター・ユナイテッド)、フィルジル・ファン・ダイク(リバプール)の名を挙げた。

「本当のワールドクラスといえば、チアゴ・シウバが思い浮かぶ。昔も年齢がいった今も素晴らしい。グバルディオルも好きだ。新しいシステムにすぐに適応した優れた例だよ。ライプツィヒ時代と比べてみてほしい。適応の仕方は信じられないほどで、ワールドクラスだ。

 ヴァランヌもいる。今はベストの状態ではないかもしれないが、功績がそれを物語っている。ファン・ダイクも素晴らしいよ。怪我をしてからちょっと調子が戻ってないけどね。当時はトップクラスだったが、今はミスを犯している。完璧ではないとはいえ、まだ非常に良い。思いつくワールドクラスのディフェンダーといえば、この人たちかな」

 飛行機でも隣同士に座るなど、アーセナルのチームメイトであり、ポジションを争うライバル、冨安健洋と仲が良いことでも知られるサリバ。フランス代表でも欠かせない存在となり、正真正銘のワールドクラスとなれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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