マドリー再獲得噂の久保建英、復帰のポイントは “指揮官”か。「出場時間を保証してくれる場合のみ」と現地報道

2023年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ビッグクラブで重要な存在になる準備ができている」

マドリーによる再獲得の噂が絶えない久保。(C)Getty Images

 昨シーズンに続く活躍によって、古巣のレアル・マドリーによる再獲得が取り沙汰されているのがレアル・ソシエダのMF久保建英だ。

 本人さえ望めば、契約解除金6000万ユーロの(約93億円)半分という破格で獲得できるのもその理由となっている。

 そんななか、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、復帰のポイントは指揮官になると見ているようだ。「タケは引き続き出場時間を確保したいと考えており、(カルロ・)アンチェロッティや(ジネディーヌ・)ジダンのような監督がベンチにいる場合は状況が複雑になることを承知している」と伝えている。

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 同メディアは「シャビ・アロンソ(レバークーゼン監督)、ラウール(・ゴンサレス、マドリーB監督)、(カルロス・)アルベロア(マドリーのフベニールA監督)のような監督がトップチームの指揮を執ると状況は変わる。彼らは皆、若い選手の扱いに慣れており、彼に賭けること、そして彼がピッチでより多くの時間を過ごせるとを知っている」と続けている。

「日本人選手はヨーロッパのビッグクラブで重要な存在になる準備ができているが、そのためにはレギュラーを獲得する必要がある。クボがレアル・マドリーへの復帰を考えるのは、来シーズン一緒にいる監督が出場時間を保証してくれる場合のみだ」

 周囲は騒がしいが、久保本人はもちろんソシエダでのプレーに集中している。

 記事も、「彼の将来に関するこうした噂にもかかわらず、選手は進化を続けることに集中している。クボはイマノル・アルグアシル監督の指示の下で改善を続け、ピッチで最高のバージョンを提供したいと考えている。タケさんは、夏が忙しいことを承知しており、将来のことはできるだけ考えたくないようだ」と綴っている。

 アンチェロッティ監督は今シーズン限りで退任し、ブラジル代表を指揮すると見られている。後任候補として、レアル・ソシエダのレジェンドでもあるシャビ・アロンソや、マドリー加入時に久保を高く評価していたラウールの名前が挙がっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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