崩し切る難しさを再確認した試合に
森保ジャパンはチュニジアを下し、国際親善試合で6連勝目を挙げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
[国際親善試合]日本 2-0 チュニジア/10月17日/ノエビアスタジアム神戸
日本代表は10月17日、キリンチャレンジカップ2023でチュニジア代表と対戦し、2-0で快勝を収めた。
日本は立ち上がりからペースを握りながらも、5バックで引いてブロックを固める相手の守備に苦戦。押し込む展開のなかで、なかなかフィニッシュで終われない時間が続いたが、43分に速攻から古橋亨梧が決めて先制に成功した。
さらに69分には、左サイドを突破した久保建英の折り返しに、伊東純也が右足で合わせて追加点。終盤には相手にポスト直撃のシュートを放たれるなど、ピンチを迎えたが、粘り強く守り、無失点に抑えた。
シュート本数は、日本の17本に対し、チュニジアは1本。終始、圧倒するなかで、引いて守る相手に対し、崩し切る難しさを再確認した試合だった。
森保一監督も苦しい戦いになったと認めつつ、そのなかでもしっかりと勝利をもぎ取った選手たちを称えた。
「強固な守備を特徴に持つチームで、そこをこじ開けるのは簡単ではなかった。ただ選手たちは、我慢強くボールを動かしながら、相手の守備を崩していくこと、ボールに向かっていくアグレッシブなチャレンジの気持ちと、我慢強さを持って挑んでくれた。
相手のカウンターでは、切り替えの速さでボールを回収するところと、リスク管理をしっかりするというところ。選手たちがこの試合に勝つために、賢く、したたかにプレーしてくれたと思っています」
【PHOTO】日本代表のチュニジア戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人に"7点"の高評価。MOMは2点に絡んだMF
日本代表は10月17日、キリンチャレンジカップ2023でチュニジア代表と対戦し、2-0で快勝を収めた。
日本は立ち上がりからペースを握りながらも、5バックで引いてブロックを固める相手の守備に苦戦。押し込む展開のなかで、なかなかフィニッシュで終われない時間が続いたが、43分に速攻から古橋亨梧が決めて先制に成功した。
さらに69分には、左サイドを突破した久保建英の折り返しに、伊東純也が右足で合わせて追加点。終盤には相手にポスト直撃のシュートを放たれるなど、ピンチを迎えたが、粘り強く守り、無失点に抑えた。
シュート本数は、日本の17本に対し、チュニジアは1本。終始、圧倒するなかで、引いて守る相手に対し、崩し切る難しさを再確認した試合だった。
森保一監督も苦しい戦いになったと認めつつ、そのなかでもしっかりと勝利をもぎ取った選手たちを称えた。
「強固な守備を特徴に持つチームで、そこをこじ開けるのは簡単ではなかった。ただ選手たちは、我慢強くボールを動かしながら、相手の守備を崩していくこと、ボールに向かっていくアグレッシブなチャレンジの気持ちと、我慢強さを持って挑んでくれた。
相手のカウンターでは、切り替えの速さでボールを回収するところと、リスク管理をしっかりするというところ。選手たちがこの試合に勝つために、賢く、したたかにプレーしてくれたと思っています」
【PHOTO】日本代表のチュニジア戦出場17選手&監督の採点・寸評。2人に"7点"の高評価。MOMは2点に絡んだMF
日本はこれで、6月15日のエルサルバドル戦(6-0)から6連勝。「チームの成長は間違いなく積み上げていて、確実に前進している」と手応えを示した指揮官は、11月から始まるワールドカップ・アジア2次予選に向けて、「良い自信になる」と語った。
今回のアジア2次予選は、これまでコロナの影響で26人に拡大されていた選手登録人数が、従来の23人に戻る。メンバー選考で選手を絞らなければいけないことについて、森保監督は「頭痛いですし、つらいですし、苦しい」と嬉しい悲鳴を上げた。
そのうえで、「選手層が厚く、より多くの選手が世界基準で戦えることを示しているのは、間違いなく日本のサッカーにとって財産になる」と述べた。
日程や環境面など、厳しい状況のなかで戦い抜かなければいけないアジア予選。とくに海外組の選手にとっては、長距離移動の影響でコンディション調整も難しくなる。だとすれば、この機会に国内組の選手を試すのもありか。
森保監督はどんな23人を選ぶのか。アジア2次予選の初戦は11月16日に行なわれ、パナソニックスタジアム吹田でミャンマーと対戦する。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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今回のアジア2次予選は、これまでコロナの影響で26人に拡大されていた選手登録人数が、従来の23人に戻る。メンバー選考で選手を絞らなければいけないことについて、森保監督は「頭痛いですし、つらいですし、苦しい」と嬉しい悲鳴を上げた。
そのうえで、「選手層が厚く、より多くの選手が世界基準で戦えることを示しているのは、間違いなく日本のサッカーにとって財産になる」と述べた。
日程や環境面など、厳しい状況のなかで戦い抜かなければいけないアジア予選。とくに海外組の選手にとっては、長距離移動の影響でコンディション調整も難しくなる。だとすれば、この機会に国内組の選手を試すのもありか。
森保監督はどんな23人を選ぶのか。アジア2次予選の初戦は11月16日に行なわれ、パナソニックスタジアム吹田でミャンマーと対戦する。
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