【JFA×ニチバン】次世代アスレティックトレーナー育成プロジェクト「SOCCER MEDICAL CAMP 2023」レポートVol.1

2023年10月12日 西森彰

次世代アスレティックトレーナー育成プロジェクトSOCCER MEDICAL CAMP

高円宮記念JFA夢フィールドで行われたSOCCER MEDICAL CAMP 2023には、20名の受講生が参加。初日の7月22日は、日本代表の活動拠点となる同施設の見学も行なわれました。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 「SOCCER MEDICAL CAMP」はJFAソーシャルバリューパートナーであるニチバン株式会社と公益財団法人日本サッカー協会の共催で2019年にスタートした次世代アスレティックトレーナー育成プロジェクトです。ここでは、7月22日から行なわれた「SOCCER MEDICAL CAMP 2023」の様子を3回に渡ってレポートします。

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 SOCCER MEDICAL CAMP 2023が7月22日(土)に開講しました。

 開講式では、日本サッカー協会の湯川和之事務総長、ニチバン株式会社上席執行役員コンシューマー営業本部長の藤川智氏から励ましの声が、20名の受講生に贈られました。

 記念撮影を挟んで、前田弘トレーナーから日本代表チーム帯同時のエピソード、アスレティックトレーナーの心構えが伝えられ、気持ちを新たにした20名の受講生は、自己紹介と目標発表を行ないました。

 昼食後に講義が再開され、まずは石井美子先生からサッカー選手の栄養について、続いて、中條智志トレーナーからサッカー選手のリハビリについて、講義を受けました。

 翌23日(日)には、第1回卒業生の平野祐貴さんが学んだ成果と、現在までつながる同期との絆が、どんな形で力になっているかを伝えました。平野さんは、午後の授業の一部も、後輩たちと一緒に聴講しました。

 その後、武冨修治先生から、サッカー選手の膝の外傷、筋損傷についての講義があり、コロナ禍でのスポーツと怪我の相関関係について、興味深いデータも披露されました。

 昼休憩後、ニチバンの商品開発にかける想いを聞き、同社商品を使ってテーピングの実技講習。受講生同士で交互に巻き、代表トレーナー陣が、その過程と仕上がりについて、評価とアドバイスを行ないました。

 SOCCER MEDICAL CAMP 2023は、10月28日(土)の最終日まで、全5回に渡って行なわれます。

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