「やり続けている前向きな姿勢はずっと見ていた」
中盤を支え続ける脇坂(写真左)と蔚山戦で決勝弾をあげた橘田(写真右)。先輩、後輩として刺激し合っている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
[ACLグループステージ2節]川崎1-0蔚山現代/10月3日/等々力陸上競技場
ACLの初戦、アウェーでのジョホール・ダルル・タクジムに勝利していた川崎が、第2戦としてホームに迎えたのが、宿敵の蔚山現代(韓国)だ。
川崎にとって蔚山はまさに大きな壁だった。2014年以来勝利がなく、通算成績は1勝4分(一度のPK負けを含む)4敗と、苦汁を飲まされてきたのだ。
試合は0-0で展開するなか、悲願の大会初制覇を目指す川崎に決勝弾をもたらしたのは、キャプテンの橘田健人だった。
89分、ペナルティアーク付近で遠野大弥が落としたボールを右足で豪快に蹴り込んだ。
【厳選ショット】キャプテン橘田健人が強烈ミドルで等々力劇場を巻き起こす!宿敵を撃破し2連勝!|ACL GS第2節 川崎1-0蔚山
ACLの初戦、アウェーでのジョホール・ダルル・タクジムに勝利していた川崎が、第2戦としてホームに迎えたのが、宿敵の蔚山現代(韓国)だ。
川崎にとって蔚山はまさに大きな壁だった。2014年以来勝利がなく、通算成績は1勝4分(一度のPK負けを含む)4敗と、苦汁を飲まされてきたのだ。
試合は0-0で展開するなか、悲願の大会初制覇を目指す川崎に決勝弾をもたらしたのは、キャプテンの橘田健人だった。
89分、ペナルティアーク付近で遠野大弥が落としたボールを右足で豪快に蹴り込んだ。
【厳選ショット】キャプテン橘田健人が強烈ミドルで等々力劇場を巻き起こす!宿敵を撃破し2連勝!|ACL GS第2節 川崎1-0蔚山
大卒3年目の橘田は、世代交代を推し進めるチームで驚きのキャプテン就任となり、今季は苦しむ時期も短くなかった。
それでも橘田に温かい目を向け続けてきたのは、クラブの生え抜きで伝統の14番を背負う脇坂泰斗だ。脇坂は同じ中盤を担う後輩へそれとなくアドバイスを送りながら、その成長を見守ってきた。
「迷っている期間はあったと思うんです。でも、自分のことに集中して、やり続けている前向きな姿勢はずっと見てきましたし、それは自分なりに考えているんだなと感じていたので、僕自身は、タイミングで声をかけられれば声をかけていましたが、特に言うこともなかったのかなとも思っていました。
言ってしまえば分かっていたというか、健人はまたこうやってちゃんと戻って来ると分かっていたので」
柔和な表情を浮かべながら話す。橘田を信じていことが分かる力強い言葉だった。その後は、少し恥ずかしくなったのか、おどけて「ちょっと遅かったですけどね」と笑わせたが、それでも改めて温かい眼差しを改めて向けた。
「頼もしくなってきてくれました。本当に素晴らしかったです」
そんな脇坂から立ち位置や、パスの受け方、出し方など様々なことを学んでいるという橘田は、感謝しながら「今もアドバイスをくれますし、自分はまだまだだなと、もっとレベルを上げないといけないと、アドバイスを受けて思うことも多くあるので、もっとレベルアップしないといけません」と誓う。
脇坂と橘田。川崎の中盤を担うふたりの関係性には今後も注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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それでも橘田に温かい目を向け続けてきたのは、クラブの生え抜きで伝統の14番を背負う脇坂泰斗だ。脇坂は同じ中盤を担う後輩へそれとなくアドバイスを送りながら、その成長を見守ってきた。
「迷っている期間はあったと思うんです。でも、自分のことに集中して、やり続けている前向きな姿勢はずっと見てきましたし、それは自分なりに考えているんだなと感じていたので、僕自身は、タイミングで声をかけられれば声をかけていましたが、特に言うこともなかったのかなとも思っていました。
言ってしまえば分かっていたというか、健人はまたこうやってちゃんと戻って来ると分かっていたので」
柔和な表情を浮かべながら話す。橘田を信じていことが分かる力強い言葉だった。その後は、少し恥ずかしくなったのか、おどけて「ちょっと遅かったですけどね」と笑わせたが、それでも改めて温かい眼差しを改めて向けた。
「頼もしくなってきてくれました。本当に素晴らしかったです」
そんな脇坂から立ち位置や、パスの受け方、出し方など様々なことを学んでいるという橘田は、感謝しながら「今もアドバイスをくれますし、自分はまだまだだなと、もっとレベルを上げないといけないと、アドバイスを受けて思うことも多くあるので、もっとレベルアップしないといけません」と誓う。
脇坂と橘田。川崎の中盤を担うふたりの関係性には今後も注目だ。
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