「オール国内組には反対」10月の連戦に臨む森保ジャパンのメンバー構成に熟練記者が持論【近未来予測】

2023年09月29日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

あえて主力を呼ばない選択も

森保監督は10月シリーズでどんなメンバーを招集するのか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9月にドイツ、トルコを破ってチームのピークを迎えた感がある森保ジャパン。そうしたチームの現状を見て、熟練記者の河治良幸氏は「ドイツ戦で活躍した選手は、クラブで出番がなくなるとか余程のことがない限り、次のワールドカップを目指すうえでコアメンバーになるはず」と考えている。

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 となると、日本国内でカナダ、チュニジアと戦う10月の連戦であえて主力を呼ばない選択肢もありそうだ。河治氏の持論はこうだ。

「時期によってはクラブに専念してもらう。クラブで個々のステータスをさらに上げてもらうやり方はあります。良い意味で代表活動を休ませる手はあると思います」
 
 そんな河治氏は10月のメンバー構成について次のように言及していた。

「(現代表チームで)当落線上もしくはメンバー外でもクラブで好調な海外組と、Jリーグで結果を出している選手を呼んで欲しいです。ただ、その中でもチームリーダーは必要で、例えば遠藤選手を呼ばない場合、板倉選手は招集するのかなと。コアメンバーの中でも、遠藤選手はみんなを引っ張っている、板倉選手はこれから引っ張っていく存在になっていってほしい」

 全部を代えてしまうと戦術の共有が難しくなるので、チームの軸をある程度保ちつつ、好調な選手にチャンスを与えるのがベターなのかもしれない。その意味で、河治氏は「オール国内組には反対です」と主張している。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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