【J1】リオ五輪世代の23歳以下限定 2016年ブレイク候補10選

2016年02月06日 サッカーダイジェスト編集部

覚醒の予感が漂う鹿島のエアバトラー。

植田直通(鹿島/DF)
生年月日:1994年10月24日
昨季成績:12試合・1得点
(C)J.LEAGUE PHOTOS

 2月27日のJ1開幕まで、あと3週間。各クラブが着々とチーム作りを進めるなか、イキの良い若手が存在感をアピールしている。2016年シーズンを賑わせそうな有望株は誰なのか。昨季のパフォーマンスや個々のポテンシャルを踏まえ、ブレイク候補10人を選出する。

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●植田直通(鹿島/DF)
 昨季はプロ初得点を決めるも、出場機会は限られていた。リオ五輪最終予選で披露したフィジカルと空中戦の強さは国際レベル。帰国後のニューイヤーカップでは、五輪予選の疲労を感じさせないプレーを見せており、首脳陣へのアピールも十分だ。周囲と連動した組織的な守備を磨き、"凡ミス"を減らせば、リーグを代表するCBになれるだろう。
 
●鈴木武蔵(新潟/FW)
 新潟でもレンタル先の水戸でも真価を発揮できなかった昨季は、不完全燃焼に終わった。吉田新監督を迎え序列が横一線となるなか、U-23代表での躍動感をクラブでも発揮し、サイドハーフでなく本職のFWとして勝負に挑む。
 
●中村航輔(柏/GK)
 福岡で待望のリーグデビューを果たすと、守護神としてJ1昇格に導き、古巣に復帰。もともと柏アカデミーの"最高傑作"とまで評されるほどポテンシャルが高く、鋭いセービングと正確なフィードを武器にレギュラーを狙う。
 
●井手口陽介(G大阪/MF)
 昨季は4試合に先発し、チャピオンシップの2試合に途中出場するなど急成長を遂げ、U-23代表にも選出。主戦場のボランチに君臨する遠藤と今野の壁は高いが、長谷川監督は「最も伸びた」と高く評価しており、出番は着実に増えそうだ。

次ページ最終予選のMVPは、FC東京で台頭できるか。

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