チャンピオンズリーグ（CL）の大舞台で、ようやく今季初の出場を果たした。だが、岩田智輝にとって、セルティックでの２年目が思い描いていたスタートになっていないのは確かだろう。

　2022年のJ1で年間最優秀選手に輝いた岩田は、シーズン後にセルティックに加入。公式戦18試合に出場した。だが、アンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャースに監督が代わって迎えた今季は、開幕から８試合でまだ１試合にしか出場していない。

　国内リーグとリーグカップではまだ出場機会なし。９月19日に行われたフェイエノールトとのCL開幕戦で67分から古橋亨梧と代わってピッチに立ち、ようやく今季初出場を飾ったばかりだ。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、新加入のオーディン・チアゴ・ホルムよりも「さらに序列が下のようだ」とし、「出場機会を得るのに大きく苦しんでいる」と伝えた。

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「かつてのJ1年間最優秀選手は、ロジャースが就任してから出場機会を得るのに大きく苦しんでいる。フェイエノールト戦の途中出場は今季初の機会だった。ポステコグルー体制時に中盤で出場した際は常に確実な様子だっただけに、この急降下は驚きだ」

　同メディアは、「サポーターが見る以上の何かがあるのかもしれない。ただロジャースが気に入らないのかもしれない」としつつ、岩田の浮上に期待を寄せている。

「それでも、我々は、ほかの選手にはできない何かを中盤で彼が提供できると考える」

　難しい船出となった今季の岩田だが、シーズンは長い。ロジャースの信頼をつかみ、出場機会を増やしていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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