【シティ監督就任発表のグアルディオラに賛否両論】アンリが欧州制覇を予見する一方で、マテウスが過激批判

2016年02月05日 内藤秀明

アンリはペップのCL優勝を予想。

バルサとバイエルンでは、革新的なスタイルで勝利を欲しいままにしてきたグアルディオラ。来シーズン、現役時代も含め、初挑戦となるプレミアの舞台でも成功を掴めるか。 (C) Getty Images

 2月1日、冬の移籍市場の最終日に世間をもっともにぎわせたのは、選手の大型移籍ではなく、監督の話題だった。
 
 マンチェスター・シティが、ジョゼップ・グアルディオラが来シーズンからの新監督に就任すると発表。豊富なアタッカー陣を揃え、攻撃的なサッカーを志向するシティに電撃的な就任を決めたグアルディオラには、多数の監督や識者から賞賛のコメントが寄せられている。
 
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ティエリ・アンリ(元バルセロナ/元フランス代表)
「マンチェスター・シティは3年以内にチャンピオンズ・リーグで優勝するか、それに近いところまで到達できるはずだ。シティのファンは、来シーズン、ワールドクラスの選手の獲得を夢見ていいと思うよ。もちろん、シティが素晴らしいクラブであり、多くのコネクションを持っているからできることでもあるけど、なによりグアルディオラは、世界中の選手から『彼に指導されたい』と思われている監督だからね」
 
ロベルト・マルティネス(エバートン監督)
「グアルディオラはフットボール界でベストな監督だ。記録がそれを証明している。そこに疑問はない。間違いなく、多くの指導者に影響を与えるはずだ。また、イングランドのスタイルとは全くもって別の戦術を持ち込むだろうね。彼の細部までのこだわり方は、他の監督には見られないものだ。これはイングランド・サッカーにとっていいことだと思うよ。彼の加入で、プレミアリーグはさらに魅力的なリーグになるはずだ」
 
ユルゲン・クロップ(リバプール監督)
「"世界最恐"のチームが来シーズンは待ち構えることになるね。けど、勝てないわけではない。だからフットボールは面白い。チャンスはあるはずだ」
 

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