「Jリーグ初期みたいな感じ」「正直侮れない」ハーフナーがタイの進化を語る!フィンランドで衝撃を受けたのは?

2023年09月22日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「まずホッケーが上にあって、その下にサッカーやバスケ」

ヘルシンキ時代のハーフナー氏。左横に映る同級生の田中亜土夢(10番)は、現在も同クラブでプレーする。(C)Getty images

 近年、日本人選手の海外移籍が増え、その選択肢も拡大。欧州5大リーグと呼ばれる、プレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アン以外の欧州リーグや、アジアの国々へ渡る選手も決して少なくない。

 現在は『ABEMA』のプレミアリーグ中継で解説を務めるハーフナー・マイク氏もかつて、フィンランドとタイでプレーし、新たな風を吹かせた1人だ。今回は日本人にあまり馴染みがない、"未知"のリーグを掘り下げる。

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――マイクさんはフィンランドの強豪、HJKヘルシンキでも半年間プレーしましたね。フィンランドで何か驚いたことはありますか?

「驚いたのはまず、冬に日が全然差さないっていう。24時間ずっと暗いので、練習も試合もドーム型で。外も寒いし…。あんまりサッカーのイメージは…。確か、こんなに長いヨーロッパサッカー歴史の中で、ワールドカップとEUROに出たことがないのかな? EUROは前回大会で初めて出たのか。リトマネンとかの時代も行けてなかったんですね。

 やっぱり、ホッケーが凄い人気な国で、あとほとんどのピッチが人工芝なんですよね」

――今年の夏には、バスケットボールの日本代表がワールドカップで、欧州の難敵と言われるフィンランド相手に大逆転勝利を収め、話題となりました。比較的バスケも盛んなのでしょうか?

「日本で言ったら野球みたいな感じで、まず、絶対ホッケーが上にあって、その下にサッカーやバスケがある感じです。今、日本だったらちょっと、サッカーが野球に追いついてきているとは思うんですけど」

「Jリーグは別物。ずっと走ってる」ハーフナーが欧州との差を分析!復帰組はなぜ苦戦?「僕はほぼ苦しんで終わったので(笑)」

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