「熱狂的なファンの父が問題」ニューカッスルMFトナーリ、古巣ミラン戦は奇妙な感覚。新天地での苦悩も「とにかく言葉が難しかった」

2023年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「状況は完全に変わった。僕はライバルとしてここにいる」

今季からニューカッスルでプレーするトナーリ。(C)Getty Images

 ニューカッスルのサンドロ・トナーリが、現地時間9月19日に敵地で開催されるチャンピオンズリーグのグループステージ第1節、ミラン戦を前に会見に出席した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 23歳のイタリア代表MFは、昨季まで3年間ミランでプレー。子どもの頃から大のミラニスタで、事あるごとにミラン愛を強調してきただけに、今夏の退団時には「フットボーラーとして最も難しい決断のひとつだった」と口にしていた。

 そうしたなかでの久々の凱旋は、奇妙な感覚だが、試合開始のホイッスルが鳴れば問題ないだろうとトナーリは言う。

「明日は感情を90%感じられると思う。今日の時点では10%だ。滅多にないケースだから、難しい感情だ。特別だし、一生忘れないよ。僕が応援しているチームであり、成功するチャンスを与えてくれたチームでもある。でも状況は完全に変わった。僕はライバルとしてここにいる。全力を尽くすけど、問題にはならないよ。

 ミランの熱狂的なファンである父親のほうが問題だろう。彼が誰を応援するかは分からない。自分を応援してくれるよう願っているけど、サポーターのチームに対する気持ちを変えるのはとても難しい。ミランを支持し、僕を支持してくれると思う。もしかしたら、彼は引き分けを望むかもしれないね」
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 また、母国を離れ、異国へ渡った当初の苦悩も回想。「この夏は大変だったし、難しいスタートを切った。最初は自分の居場所を見つけるのが簡単じゃなかったけど、僕を助けてくれる人を見つけられて、幸せになり始めた」と語った。

「エディ・ハウ監督とチームメイトは素晴らしい。私生活でも仕事でもサポートしてくれる。彼らは僕が落ち着くのを助けてくれた。最初の頃はとにかく言葉が難しかったし、みんなとコミュニケーションを取るのも大変だった。今は楽になり、とてもハッピーだ。

 アストン・ビラ戦の後、家族と夜を過ごす場所やレストランについて人に尋ねたんだ。期待していた答えはもらえなかった。街のパブに行ったんだ。普段、家族とパブに行ったりはしないけど、特別な夜だったよ!楽しかった!」

 少しずつニューカッスルの街にも慣れてきたトナーリだが、今回ばかりは勝手知ったるミラノで圧倒的な活躍を見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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